このページでは顰めるの読み方と意味、「ひそめる」と「しかめる」どちらが正しいのかを解説しています。




1.顰めるの正しい読み方は「ひそめる」「しかめる」?


結論から言ってしまうと、顰めるの正しい読み方は「ひそめる」「しかめる」の両方になります


顰めるの”顰”は「しか(める)」「ひそ(める)」「ひん」と読むことができます。



ただ顰めるは「ひそめる」「しかめる」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。


次の章で顰めるの意味について解説していきます。



2.顰めるの意味について


顰める(ひそめる)は「(痛み・不安・不快な気持ちから)眉にしわを寄せること」の意味として用いられています。


「ひそめる」は、一般的には”眉を顰(ひそ)める”のように使われます。



顰めるを「ひそめる」と読むと上記のような意味になりますが、
「しかめる」と読むと「(痛み・不安・不快な気持ちから)顔・額にしわを寄せること」の意味となります


「しかめる」は、一般的には”顔を顰(しか)める”のように使われ、「しかめる」(顔・額にしわを寄せること)の方が不快感が大きいイメージです。


このように顰めるは「ひそめる」「しかめる」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。




顰めるを用いた例文としては、「彼は天気予報を見て眉を顰(ひそ)める」や、
「私はあまりの痛みに顔を顰(しか)める」のような使い方で用いられています。


前者の例文は「(痛み・不安・不快な気持ちから)眉にしわを寄せること」の意味で、
後者の例文は「(痛み・不安・不快な気持ちから)顔・額にしわを寄せること」の意味で使用しています。



以上が「顰めるの読み方と意味、”ひそめる”と”しかめる”正しいのは?」でした。



3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 顰めるの正しい読み方は「ひそめる」「しかめる」の両方。
  • 顰める(ひそめる)は「(痛み・不安・不快な気持ちから)眉にしわを寄せること」の意味。
  • 顰める(しかめる)は「(痛み・不安・不快な気持ちから)顔・額にしわを寄せること」の意味。



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