寝所の読み方と意味、「しんじょ」と「ねどころ」正しいのは？

このページでは寝所の読み方と意味、「しんじょ」と「ねどころ」どちらが正しいのかを解説しています。

１．寝所の正しい読み方は「しんじょ」「ねどころ」？

結論から言ってしまうと、寝所の正しい読み方は「しんじょ」「ねどころ」「ねどこ」になります。

寝所の”寝”は「ね（る）」「しん」、”所”は「ところ」「しょ」と読むことができます。

一般的には寝所は「ねどころ」と読むことが多く、「ねどこ」は”寝床”と表記されることがほとんどです。

ただ寝所は「しんじょ」「ねどころ」「ねどこ」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）

また”所”の読み方は「ところ」「しょ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「どころ」「じょ」という読み方をすることはできません。

寝所のように「ねところ」「しんしょ」ではなく、「ねどころ」「しんじょ」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

寝所であれば、寝（ね・しん）＋所（ところ・しょ）なので、所（後ろの語）の語頭である清音の”と・しょ”が濁音の”ど・じょ”に変化します。

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

ですが日本語では、連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

次の章で寝所の意味について解説していきます。

寝所（しんじょ、ねどころ）は「寝るための場所。寝室のこと」の意味として用いられています。

寝所は「しんじょ」「ねどころ」と読むと上記のような意味になりますが、
「ねどこ」と読むと上記の他に、「寝るための床のこと」の意味も含まれます。

このように寝所は「しんじょ」「ねどころ」「ねどこ」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

以上が「寝所の読み方と意味、”しんじょ”と”ねどころ”正しいのは？」でした。

これまで説明したことをまとめますと、