結論から言ってしまうと、細やかの正しい読み方は「ささやか」「こまやか」「ほそやか」になります。
細やかの”細”は「ほそ(い)」「こま(かい)」「ささ(やか)」「さい」と読むことができます。
一般的には細やかは「こまやか」と読むことが多いです。
ただ細やかは「ささやか」「こまやか」「ほそやか」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で細やかの意味について解説していきます。
細やか(ささやか)は「規模の小さいさま/僅(わず)かで、粗末なさま」の意味として用いられています。
後者の意味は例えば、”細(ささ)やかな贈り物”のように差し出した物などを謙遜(けんそん)していう場合が多いです。
細やかを「ささやか」と読むと上記のような意味になりますが、
「こまやか」「ほそやか」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
細やかを「こまやか」と読むと「思いやりの気持ちが隅々(すみずみ)まで行き届いているさま。心がこもっているさま/色や密度が濃(こ)いさま」、「ほそやか」と読むと「ほっそりとしているさま」の意味になります。
「こまやか」は”濃やか”と表記されることもありますが、一般的には”細やか”と書き表されることが多く、”細やか”は「思いやりの気持ちが隅々まで行き届いているさま。心がこもっているさま」、”濃やか”は「色や密度が濃いさま」の意味で使い分けられることが多いです。
ただ”細やか・濃やか”のどちらも同じ意味を持っているため、しっかりと覚えておきましょう。
細やかを用いた例文としては、「細(ささ)やかに暮らしている」や、
「細(こま)やかなお心遣いに感謝いたします」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「規模の小さいさま」の意味で、後者の例文は「思いやりの気持ちが隅々まで行き届いているさま。心がこもっているさま」の意味で使用しています。
以上が「細やかの読み方と意味、”ささやか”と”こまやか”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど