結論から言ってしまうと、初物の正しい読み方は「はつもの」になります。
初物の”初”は「はじ(めて)」「はつ」「しょ」と読むことができますが、
初物は「はつもの」と読むのが正しく、「しょぶつ」と読むのは間違いです。
また初物(はつもの)のように「初(はつ)」が用いられている言葉には、
「初音(はつね)・初日(はつひ)・初詣(はつもうで)・初冠雪(はつかんせつ)」などがあります。
初物(はつもの)のように「物(もの)」が用いられている言葉には、
「獲物(えもの)・代物(しろもの)・偽物(にせもの)・巻物(まきもの)」などがあります。
次の章で初物の意味について解説していきます。
初物は「その年に初めてできた穀物・野菜・果物などのこと/その年に初めて食べるもの/まだ誰も手をつけていないもの」の意味として用いられています。
初物を用いた例文としては、「野菜の初物を献上する」や、「初物の果物を購入した」のような使い方で用いられています。
一般的には初物は「その年に初めてできた穀物・野菜・果物などのこと」で用いられることが多く、どちらの例文も「その年に初めてできた穀物・野菜・果物などのこと」の意味で使用しています。
また初物の類義語としては、「旬(しゅん)・初出(しょしゅつ)・新出(しんしゅつ)・走り物(はしりもの)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても初物と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「初物の読み方と意味、”はつもの”と”しょぶつ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど