このページでは初物の読み方と意味、「はつもの」と「しょぶつ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.初物の正しい読み方は「はつもの」「しょぶつ」?

 

結論から言ってしまうと、初物の正しい読み方は「はつもの」になります

 

初物の”初”は「はじ(めて)」「はつ」「しょ」と読むことができますが、
初物は「はつもの」と読むのが正しく、「しょぶつ」と読むのは間違いです

 

 

 

また初物(はつもの)のように「初(はつ)」が用いられている言葉には、
「初音(はつね)・初日(はつひ)・初詣(はつもうで)・初冠雪(はつかんせつ)」などがあります。

 

初物(はつもの)のように「物(もの)」が用いられている言葉には、
「獲物(えもの)・代物(しろもの)・偽物(にせもの)・巻物(まきもの)」などがあります。

 

 

次の章で初物の意味について解説していきます。

 

2.初物の意味について

 

初物は「その年に初めてできた穀物・野菜・果物などのこと/その年に初めて食べるもの/まだ誰も手をつけていないもの」の意味として用いられています。

 

 

初物を用いた例文としては、「野菜の初物を献上する」や、「初物の果物を購入した」のような使い方で用いられています。

 

一般的には初物は「その年に初めてできた穀物・野菜・果物などのこと」で用いられることが多く、どちらの例文も「その年に初めてできた穀物・野菜・果物などのこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また初物の類義語としては、「旬(しゅん)・初出(しょしゅつ)・新出(しんしゅつ)・走り物(はしりもの)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても初物と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「初物の読み方と意味、”はつもの”と”しょぶつ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 初物の正しい読み方は「はつもの」で、「しょぶつ」は間違い。
  • 初物は「その年に初めてできた穀物・野菜・果物などのこと/その年に初めて食べるもの/まだ誰も手をつけていないもの」の意味。
  • 初物の類義語には、「旬・初出・新出・走り物」などがある。

 

 

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