このページでは作物の読み方と意味、「さくもつ」と「さくぶつ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.作物の正しい読み方は「さくもつ」「さくぶつ」?

 

結論から言ってしまうと、作物の正しい読み方は「さくもつ」「さくぶつ」「さくもの」になります

 

作物の”物”は「もの」「ぶつ」「もつ」と読むことができます。

 

 

 

一般的には作物は「さくもつ」と読むことがほとんどです。

 

ただ作物は「さくもつ」「さくぶつ」「さくもの」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また作物(さくもつ)のように「物(もつ)」が用いられている言葉には、
「荷物(にもつ)・貨物(かもつ)・禁物(きんもつ)・供物(くもつ)」などがあります。

 

作物(さくぶつ)のように「物(ぶつ)」が用いられている言葉には、
「遺物(いぶつ)・産物(さんぶつ)・贋物(がんぶつ)・見物(けんぶつ)」などがあります。

 

 

次の章で作物の意味について解説していきます。

 

2.作物の意味について

 

作物(さくもつ)は「田畑(たはた)で栽培する植物。農作物のこと」の意味として用いられています。

 

 

作物を「さくもつ」と読むと上記のような意味になりますが、
「さくぶつ」「さくもの」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。

 

作物を「さくぶつ」と読むと「制作した物/文芸・美術上の作品」、「さくもの」と読むと「名匠(めいしょう)の制作した刀剣や器具類などのこと/田畑で栽培する植物。農作物/地唄三味線(しゃみせん)曲中の滑稽(こっけい)な曲」の意味になります

 

このように作物は「さくもつ」「さくぶつ」「さくもの」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

以上が「作物の読み方と意味、”さくもつ”と”さくぶつ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 作物の正しい読み方は「さくもつ」「さくぶつ」「さくもの」のすべて。
  • 作物(さくもつ)は「田畑で栽培する植物。農作物のこと」の意味。
  • 作物(さくぶつ)は「制作した物のこと/文芸・美術上の作品のこと」の意味。
  • 作物(さくもの)は「名匠の制作した刀剣や器具類などのこと/田畑で栽培する植物。農作物のこと/地唄三味線曲中の滑稽な曲のこと」の意味。

 

 

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