このページでは二言の読み方と意味、「ふたこと」と「にごん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.二言の正しい読み方は「ふたこと」「にごん」?

 

結論から言ってしまうと、二言の正しい読み方は「ふたこと」「にごん」「にげん」になります

 

二言の”二”は「ふた(つ)」「に」、”言”は「い(う)」「こと」「げん」「ごん」と読むことができます。

 

 

 

一般的には二言は「にごん」と読むことが多いです。

 

ただ二言は「ふたこと」「にごん」「にげん」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また二言(にごん)のように「言(ごん)」が用いられている言葉には、
「他言(たごん)・言上(ごんじょう)・雑言(ぞうごん)・伝言(でんごん)」などがあります。

 

二言(にげん)のように「言(げん)」が用いられている言葉には、
「言動(げんどう)・言説(げんせつ)・言論(げんろん)・格言(かくげん)」などがあります。

 

 

次の章で二言の意味について解説していきます。

 

2.二言の意味について

 

二言(ふたこと)は「2つの言葉。2度ものを言うこと」の意味として用いられています。

 

 

二言を「ふたこと」と読むと上記のような意味になりますが、「にごん」「にげん」と読むと上記の他に、「前に言ったことと違うことを言うこと」の意味も含まれます

 

このように二言は「ふたこと」「にごん」「にげん」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

二言を用いた例文としては、「彼とは二言三言(ふたことみこと)話したぐらいだ」や、「武士に二言(にごん)はない」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「2つの言葉。2度ものを言うこと」の意味で、
後者の例文は「前に言ったことと違うことを言うこと」の意味で使用しています。

 

 

後者の例文の”~に二言(にごん)はない”は日常的にも使われることが多く、
これは「前に言ったことと違うことを言うことはない」、つまり「一度口にした約束は必ず守る」のような意味として用いられます。

 

 

 

また二言の類義語としては、「繰り言(くりごと)・寸言(すんげん)・矛盾(むじゅん)・二枚舌(にまいじた)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても二言と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「二言の読み方と意味、”ふたこと”と”にごん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 二言の正しい読み方は「ふたこと」「にごん」「にげん」のすべて。
  • 二言(ふたこと)は「2つの言葉。2度ものを言うこと」の意味。
  • 二言(にごん、にげん)は「2つの言葉。2度ものを言うこと/前に言ったことと違うことを言うこと」の意味。
  • 二言の類義語には、「繰り言・寸言・矛盾・二枚舌」などがある。

 

 

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