このページでは花心の読み方と意味、「はなごころ」と「かしん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.花心の正しい読み方は「はなごころ」「かしん」?

 

結論から言ってしまうと、花心の正しい読み方は「はなごころ」「かしん」の両方になります

 

花心の”花”は「はな」「か」、”心”は「こころ」「しん」と読むことができます。

 

 

 

ただ花心は「はなごころ」「かしん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また”心”の読み方は「こころ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ごころ」という読み方をすることはできません。

 

花心のように「はなこころ」ではなく、「はなごころ」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです

 

 

連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

花心であれば、花(はな)+心(こころ)なので、心(後ろの語)の語頭である清音の”こ”が濁音の”ご”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙(てがみ)」や「綿毛(わたげ)」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では、連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙(てがみ)」「綿毛(わたげ)」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で花心の意味について解説していきます。

 

2.花心の意味について

 

花心(はなごころ)は「(すぐに散ってしまうことから)移りやすい心。浮気心のこと/華やかな心のこと」の意味として用いられています。

 

 

花心を「はなごころ」と読むと上記のような意味になりますが、
「かしん」と読むと「花の中心/花の雄蕊(おしべ)と雌蕊(めしべ)の総称」の意味となります

 

このように花心は「はなごころ」「かしん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

以上が「花心の読み方と意味、”はなごころ”と”かしん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 花心の正しい読み方は「はなごころ」「かしん」の両方。
  • 花心(はなごころ)は「(すぐに散ってしまうことから)移りやすい心。浮気心のこと/華やかな心のこと」の意味。
  • 花心(かしん)は「花の中心のこと/花の雄蕊と雌蕊の総称のこと」の意味。

 

 

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