結論から言ってしまうと、思惑の正しい読み方は「しわく」「おもわく」の両方になります。
思惑の”思”は「おも(う)」「おぼ(しい)」「し」、”惑”は「まど(わす)」「わく」と読むことができます。
一般的には思惑は「おもわく」と読むことがほとんどです。
ただ思惑を「しわく」「おもわく」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で思惑の意味について解説していきます。
思惑(しわく)は「仏道を修めることによって断ち切られる煩悩(ぼんのう)のこと」の意味として用いられています。
思惑を「しわく」と読むと上記のような意味になりますが、「おもわく」と読むと「ある意図を持ったその人なりの考え/その人に対する世間からの評価/相場で値の変動を予想すること」の意味となります。
「おもわく」は一般的には「ある意図を持ったその人なりの考え」の意味で使われることが多いです。
このように思惑は「しわく」「おもわく」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
思惑を用いた例文としては、「思惑(おもわく)が外れる」や、
「世間の思惑(おもわく)を気にする」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「ある意図を持ったその人なりの考えのこと」の意味で、
後者の例文は「その人に対する世間からの評価のこと」の意味で使用しています。
以上が「思惑の読み方と意味、”しわく”と”おもわく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど