このページでは衣更着の読み方と意味、「きさらぎ」と「いこうちゃく」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.衣更着の正しい読み方は「きさらぎ」「いこうちゃく」?

 

結論から言ってしまうと、衣更着の正しい読み方は「きさらぎ」になります

 

衣更着の”衣”は「ころも」「き(る)」「い」、”更”は「さら」「こう」、”着”は「き(る)」「ちゃく」と読むことができますが、衣更着を「いこうちゃく」と読むのは間違いです。

 

 

ただ一般的には「きさらぎ」は”如月”と書き表されることがほとんどで、”如月・衣更着”を「きさらぎ」と読むのは当て字になります

 

 

次の章で衣更着の意味について解説していきます。

 

2.衣更着の意味について

 

衣更着は「陰暦2月の別名のこと」の意味として用いられています。

 

 

陰暦2月というのは、”太陰太陽暦(たいいんたいようれき)における2月のこと”で、ここでの陰暦は日本でいう旧暦のことを指します。

 

(陰暦の意味自体には”太陰太陽暦”だけでなく、”太陰暦”の意味もあります)

 

旧暦と現在の暦(太陽暦)では季節にズレが生じるため、陰暦2月は”現在の暦でいうところの2月下旬~4月中旬ころ”に当たります

 

 

また陰暦の2月ころは寒さがぶり返したり、まだまだ寒さが厳しく、衣を更に重ね着することから、”衣更着”という字に「きさらぎ」の読み方が当てられました。

 

 

以上が「衣更着の読み方と意味、”きさらぎ”と”いこうちゃく”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 衣更着の正しい読み方は「きさらぎ」で、「いこうちゃく」は間違い。
  • 衣更着は「陰暦2月の別名のこと」の意味。

 

 

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