さて日常的に使われるもので「若年」という言葉があります。
この若年に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
若年がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは若年の読み方と意味、「わかとし」と「じゃくねん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
１．若年の正しい読み方は「わかとし」「じゃくねん」？
では若年の正しい読み方は、「わかとし」「じゃくねん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、若年の正しい読み方は「わかとし」「じゃくねん」の両方になります。
若年の”若”は「わか（い）」「じゃく」「にゃく」、”年”は「とし」「ねん」と読むことができます。
一般的には若年は「じゃくねん」と読むことがほとんどです。
ただ若年は「わかとし」「じゃくねん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）
また若年（じゃくねん）のように「若（じゃく）」が用いられている言葉には、
「若輩（じゃくはい）・自若（じじゃく）・瞠若（どうじゃく）・老若（ろうじゃく・ろうにゃく）」などがあります。
若年（じゃくねん）のように「年（ねん）」が用いられている言葉には、
「万年（まんねん）・光年（こうねん）・平年（へいねん）・成年（せいねん）」などがあります。
次の章で若年の意味と類義語について解説していきます。
２．若年の意味と類義語について
では若年の意味と類義語について見ていきましょう。
まず若年（わかとし）は「小正月（こしょうがつ）のこと/新年のこと」の意味として用いられています。
小正月というのは、”陰暦（旧暦）の１月１５日。または、その前後数日のこと”を意味します。
若年を「わかとし」と読むと上記のような意味になりますが、
「じゃくねん」と読むと「年齢が若いこと。また、その人のこと」の意味となります。
明確な基準はないですが、若年という言葉は一般的に”１５歳〜３４歳”の年齢のことを指すことが多いです。
このように若年は「わかとし」「じゃくねん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
また若年（じゃくねん）の類義語としては、「弱冠（じゃっかん）・年少（ねんしょう）・若人（わこうど）・青年（せいねん）」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても若年と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「若年の読み方と意味、”わかとし”と”じゃくねん”正しいのは？」でした。
３．まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 若年の正しい読み方は「わかとし」「じゃくねん」の両方。
- 若年（わかとし）は「小正月のこと/新年のこと」の意味。
- 若年（じゃくねん）は「年齢が若いこと。また、その人のこと」の意味。
- 若年の類義語には、「弱冠・年少・若人・青年」などがある。