このページでは実施の読み方と意味、「じっち」と「じっし」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.実施の正しい読み方は「じっち」「じっし」?

 

結論から言ってしまうと、実施の正しい読み方は「じっし」になります

 

実施の”施”は「ほどこ(す)」「し」「せ」と読むことはできますが、
「ち」と読むことはできないので、実施を「じっち」と読むのは間違いです。

 

 

「じっち」というのは、”実地(じっち)”と書き表されるため注意が必要です。

 

 

 

また実施の”実”の読み方は「じつ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「じっ」という読み方をすることはできません。

 

実施のように「じつし」ではなく、「じっし」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです

 

 

促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。

 

実施であれば、実(じつ)+施(し)なので、施(後ろの語)の前に付いた音である”つ”が促音の”っ”に変化します。

 

 

 

例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。

 

もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で実施の意味について解説していきます。

 

2.実施の意味について

 

実施は「法律・計画などを実際に行うこと」の意味として用いられています。

 

 

実施を用いた例文としては、「来月に試験を実施する予定だ」や、
「それを実施するかどうかは未定だ」のような使い方で用いられています。

 

 

以上が「実施の読み方と意味、”じっち”と”じっし”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 実施の正しい読み方は「じっし」で、「じっち」は間違い。
  • 実施は「法律・計画などを実際に行うこと」の意味。

 

 

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