東京五輪の読み方と意味、「おりん」と「ごりん」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「東京五輪」という言葉があります。

 

この東京五輪に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
東京五輪がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは東京五輪の読み方と意味、「とうきょうおりん」と「とうきょうごりん」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.東京五輪の正しい読み方は「とうきょうおりん」「とうきょうごりん」?

 

では東京五輪の正しい読み方は、「とうきょうおりん」「とうきょうごりん」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、東京五輪の正しい読み方は「とうきょうごりん」「とうきょうオリンピック」になります

 

東京五輪の”五”は「お」と読むことはできず、東京五輪を「とうきょうおりん」と読むのは間違いです。

 

 

ただ一般的には東京五輪は「とうきょうごりん」と読むことが多いです。

 

 

 

五輪を「オリンピック」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。

 

熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。

 

”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。

 

 

なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。

 

訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです

 

 

 

そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。

 

例えば「五輪(オリンピック)」に用いられている”五”は単体で「おりん」と読むことはできず、”輪”も単体では「ぴっく」と読むことはできません

 

 

ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。

 

熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。

 

 

次の章で東京五輪の意味について解説していきます。

 

2.東京五輪の意味について

 

では東京五輪の意味について見ていきましょう。

 

まず東京五輪は「東京で開催されるオリンピックのこと」の意味として用いられています。

 

 

オリンピックのシンボルマークとして、白地に、向かって左から青・黄・黒・緑・赤の順に、五大陸を象徴する五つの輪がW形(上に3つ、下に2つ)に組み合わせてあるマークが使われています。

 

(五大陸=ユーラシア大陸・アフリカ大陸・北アメリカ大陸・南アメリカ大陸・オーストラリア大陸)

 

このマークは”WORLD(世界)”の頭文字を取ってW形となっていて、
輪に上記の色が使われている理由は、”下地の白に青・黄・黒・緑・赤の6色で、世界の国旗のほとんどを描くことができるから”という説などがあります。

 

 

五輪という漢字に「オリンピック」という読み方が当てられているのも、
オリンピックの象徴として五つの輪のマークが使われていたことによるものです。

 

 

 

ちなみに”オリンピック=競技者は健常者が中心”であるのに対して、”パラリンピック=競技者は特定の障がいがある人が中心”となって行われる国際的なスポーツの祭典になります。

 

どちらも基本的には4年に1度の周期で行われています。

 

 

以上が「東京五輪の読み方と意味、”とうきょうおりん”と”とうきょうごりん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ