このページではなぜ湿度が低いと体感温度は下がるのか。また、湿度が高いと体感温度は上がるのか。湿度と体感温度の関係についてわかりやすく図で解説しています。
結論からいってしまうと湿度と体感温度の関係は、”湿度が低いと体感温度は下がり、湿度が高いと体感温度は上がります”。
(空気は、水蒸気(水が蒸発して気体に変化したもの)を含むことができ、”空気中に含まれている水蒸気の割合(%)”を「湿度(しつど)」と言います)
体感温度は”体が感じる温度のこと”で、同じ気温だったとしても周囲の環境(湿度の高低・日差しの強弱・風の強弱など)によって体感温度(体が感じる温度)は異なります。
例えば同じ気温30℃でも湿度が低く・日差しが弱く・風が強ければ体感温度は低く(寒く感じる)なり、反対に湿度が高く・日差しが強く・風が弱ければ体感温度は高く(暑く感じる)なります。
(湿度が10%高くなると、体感温度が約1℃上がるとされています)
では湿度が低い(高い)と体感温度が下がる(上がる)原理について、それぞれ詳しく解説していきます。
湿度が低いと体感温度が下がるのは、”湿度が低いと汗が蒸発しやすくなり、汗が蒸発することで皮膚表面の熱が奪われていく(皮膚表面の温度が下がる)から”です。
(汗が蒸発して皮膚表面の熱が奪われることを、”(体から)気化熱を奪われる”のように表現されることが多いです)
まず湿度が低い(空気中に含まれている水蒸気が少ない)と、水(液体)は水蒸気(気体)に蒸発しやすくなるため、汗(約99%が水)も水蒸気に蒸発しやすくなります。
(汗は(病気や精神的なものを除いて)体に熱がたまっていて、その熱を体外へ放出する(体温を下げる)するために出ています)
汗が蒸発して水蒸気になると、その水蒸気が皮膚表面から奪った熱を持ったまま体から離れていくため、湿度が低いと(皮膚表面の温度が下がることで)体感温度が下がる、というわけです。
(ここではざっくりと解説しましたが、下の記事では気化熱と汗で体が冷える原理についてわかりやすく図で解説しています)
湿度が高いと体感温度が上がるのは、”湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、それにより皮膚表面の熱が奪われにくくなる(皮膚表面の温度自体は上がらないが、熱が奪われにくくなることで体温が下がりにくくなる)から”です。
(厳密には”湿度が高い=体感温度が上がる”のではなく、”湿度が高い=汗が蒸発しにくくなる=体温が下がりにくくなることで暑く感じる”が正しいので注意が必要)
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなるため、皮膚表面から熱が奪われにくくなります。
これにより体内にたまっている熱を体外へとうまく放出できなくなるため、湿度が高いと暑く感じる(体感温度が上がったように感じる)、というわけです。
以上が「湿度と体感温度の関係!なぜ湿度が低い(高い)と体感温度は下がる(上がる)のか?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など