さて風船には空中に浮く風船と浮かない風船の2種類が存在します。
風船の見た目は変わらないのに、なぜ空中に浮く風船があって、
中には空中に浮かない風船があるのか疑問に感じている人もいますよね。
そこでこのページでは、空中に浮く風船と浮かない風船がある理由を解説します。
どうぞご覧ください。
1.なぜ空中に浮く風船と浮かない風船があるのか?
ではなぜ空中に浮く風船と浮かない風船があるのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと空中に浮く風船と浮かない風船があるのは、
風船の中に入っている気体(ヘリウムガスまたは空気)が異なるからです。
上図のように空中に浮く風船の中にはヘリウムガスが入っていて、
空中に浮かない風船の中には空気が入っています。
ヘリウムガスは空気よりも約7倍ほど軽い物質になるため、
周囲に存在する空気よりも上へ上へと上昇しようとします。
(空気の比重=1とすると、ヘリウムガスの比重=0.14となる)
なので風船を自分の息で膨らませようとすると、
風船の中に入る気体は空気になるのでその風船は空中に浮かなくなります。
このようにヘリウムガス(浮く)なのか空気(浮かない)なのか、
風船の中にある気体の種類によって空中に浮くかどうかが決まります。
以上が「なぜ空中に浮く風船と浮かない風船があるのか?」でした。
2.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 空中に”浮く”風船の中には、ヘリウムガス(空気より約7倍軽い物質)が入っている。
- 空中に”浮かない”風船の中には、空気が入っている。