希釈(きしゃく)とは、溶液に溶媒を入れて濃度を薄めることを言います。
少し言い方が難しいので簡単に言うと、
ある液体に水などを入れて濃度を低くすることです。
また液体を薄めるときに使用されるのは水だけでなく他にも、
アルコールやアセトンなどの有機溶剤が用いられることも多いです。
ちなみに日常的に使われている商品で「原液を水で○倍に希釈する」とか、
「原液1に対して水4で薄める(希釈する)」のような感じでよく使われていますよね。
例えば”めんつゆ”のように、初めから水で希釈する用に売られている商品は多いです。
そして水で希釈する前のめんつゆにはすでに水分が含まれていて、
調味料の濃度が高い状態で水と混合しています。
私たちはその調味料の濃度が高い(味が濃い)めんつゆを水で希釈することで、
含まれている調味料の濃度を水で低く(味を薄く)して使っているんですね。
では原液を希釈するときの3つの例について見ていきましょう。
希釈するときによく見られる表示の例
原液を100[ml]だとすると、それを水で5倍になるように希釈するということです。
つまり100[ml]×5倍=500[ml]にすれば良いというわけです。
なのでこの場合は原液100[ml]に水400[ml]を加えれば、
原液を水で5倍に希釈したことになります。
もし原液が200[ml]であれば、200[ml]×5倍=1000[ml]にすれば良いので、
原液200[ml]に水を800[ml]加えれば良いことになりますね。
このように原液を5倍に希釈するというような考え方をするときは、
原液の量を水などで薄めて5倍にすると考えれば簡単です。
これは原液1に対して水4で希釈するということになります。
原液を100[ml]だとすると100[ml]で1、
水は原液1に対して4必要ですので400[ml]になるわけです。
なのでこれは先ほどの原液を水で5倍に希釈したときと同じです。
希釈についてややこしいと感じる人が多いのも、
このように書き方が「何倍」とか「○:○」みたいに統一されてないからです。
塗料のような製品にはこのような”希釈10%~20%”の表示がよく見られます。
これは塗料自体を10%~20%希釈して使用してくださいという意味です。
塗料などは一般的に水性塗料であれば水で希釈し、
油性塗料であればシンナーなどで希釈します。
なので塗料が缶に1[L](1000[ml])入っているのなら、
その量の10%~20%の量の水やシンナーで希釈すれば良いわけです。
1000[ml]の10%は100[ml]で、20%は200[ml]ですので、
100[ml]~200[ml]の水やシンナーを入れて塗料自体を希釈します。
希釈するときは上記のような3通りの書き方がほとんどですので、しっかりと理解しておきましょう。
さっそくですが希釈の対義語は、濃縮です。
濃縮(のうしゅく)とは、液体の濃度を高くすることを言います。
濃縮は簡単に言えば、水分を蒸発させ飛ばすことによって、
水分の割合を少なくするということです。
なので濃縮の仕組みとしてはスープなどを煮詰めたときと同じになります。
では液体を濃縮するときの例を見ていきましょう。
濃縮のときによく見られるのが”○倍濃縮”という表示です。
例えば売られているめんつゆなどのラベルに、3倍濃縮という表示があります。
この”3倍濃縮”がどういうことを意味しているのかというと、
普通に使うめんつゆよりも3倍濃度を高くしていることを表しています。
つまりこの3倍濃縮されためんつゆを水で3倍に希釈すれば、
普通の濃さのめんつゆになるわけです。
上図のように3倍濃縮で売られているめんつゆ(400ml)があるとしたら、
普通の濃さで使用するには800mlの水で希釈すると良いわけです。
なので希釈のときと考え方は同じですね。
以上が「希釈の意味とは?計算方法と対義語について簡単に解説!」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など