結論から言ってしまうと、御物の正しい読み方は「ぎょぶつ」「ごぶつ」「おもの」「ぎょもつ」「ごもつ」「みもの」になります。
御物の”御”は「ぎょ」「ご」「お」「み」、”物”は「もの」「ぶつ」「もつ」と読むことができます。
一般的には御物は「ぎょぶつ」と読むことが多いです。
ただ御物は「ぎょぶつ」「ごぶつ」「おもの」「ぎょもつ」「ごもつ」「みもの」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で御物の意味について解説していきます。
御物(ぎょぶつ、ぎょもつ)は「天皇の所有物のこと」の意味として用いられています。
御物を「ぎょぶつ」「ぎょもつ」と読むと上記のような意味になりますが、
「ごぶつ」「ごもつ」「おもの」「みもの」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
御物を「ごぶつ」「ごもつ」と読むと「皇室や貴人の持ち物/武家・寺家に仕えた少年」、「おもの」と読むと「天皇・貴人の食事/天皇の所有物/飯を丁寧にいう語」、「みもの」と読むと「天皇が召し上がる物のこと」の意味になります。
貴人(きじん)と言うのは、”地位・身分の高い人のこと”です。
このように御物は「ぎょぶつ」「ごぶつ」「おもの」「ぎょもつ」「ごもつ」「みもの」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
以上が「御物の読み方と意味、”ぎょぶつ”と”ごぶつ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど