さて日常的に使われるもので「白露」という言葉があります。
この白露に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
白露がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは白露の読み方と意味、「しらつゆ」と「はくろ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.白露の正しい読み方は「しらつゆ」「はくろ」?
では白露の正しい読み方は、「しらつゆ」「はくろ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、白露の正しい読み方は「しらつゆ」「はくろ」の両方になります。
白露の”白”は「しろ」「しら」「はく」、”露”は「つゆ」「ろ」と読むことができます。
一般的には白露は「はくろ」と読むことが多いです。
ただ白露は「しらつゆ」「はくろ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また白露(はくろ)のように「白(はく)」が用いられている言葉には、
「空白(くうはく)・白紙(はくし)・白刃(はくじん)・白熱(はくねつ)」などがあります。
白露(はくろ)のように「露(ろ)」が用いられている言葉には、
「露天(ろてん)・甘露(かんろ)・吐露(とろ)・玉露(ぎょくろ)」などがあります。
次の章で白露の意味と類義語について解説していきます。
2.白露の意味と類義語について
では白露の意味と類義語について見ていきましょう。
まず白露(しらつゆ)は「白く光って見える露(つゆ)のこと」の意味として用いられています。
露というのは、”大気中の水蒸気が冷えて凝結し、地上の物に付着した水滴のこと”です。
白露を「しらつゆ」と読むと上記のような意味になりますが、
「はくろ」と読むと上記の他に、「二十四節気のひとつ」の意味も含まれます。
白露(はくろ)というのは、現在の暦(新暦)において、9月7日頃のことを指します。
このように白露は「しらつゆ」「はくろ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また白露の類義語としては、「雨露(あまつゆ)・霜(しも)・露(つゆ)・朝露(あさつゆ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても白露と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「白露の読み方と意味、”しらつゆ”と”はくろ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 白露の正しい読み方は「しらつゆ」「はくろ」の両方。
- 白露(しらつゆ)は「白く光って見える露のこと」の意味。
- 白露(はくろ)は「白く光って見える露のこと/二十四節気のひとつ」の意味。
- 白露の類義語には、「雨露・霜・露・朝露」などがある。