さて日常的に使われるもので「初秋」という言葉があります。
この初秋に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
初秋がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは初秋の読み方と意味、「しょしゅう」と「はつあき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.初秋の正しい読み方は「しょしゅう」「はつあき」?
では初秋の正しい読み方は、「しょしゅう」「はつあき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、初秋の正しい読み方は「しょしゅう」「はつあき」の両方になります。
初秋の”初”は「はじ(め)」「はつ」「しょ」、”秋”は「あき」「しゅう」と読むことができます。
一般的には初秋は「しょしゅう」と読むことが多いです。
ただ初秋は「しょしゅう」「はつあき」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また初秋(しょしゅう)のように「初(しょ)」が用いられている言葉には、
「初期(しょき)・初日(しょにち)・初戦(しょせん)・年初(ねんしょ)」などがあります。
初秋(しょしゅう)のように「秋(しゅう)」が用いられている言葉には、
「秋分(しゅうぶん)・麦秋(ばくしゅう)・仲秋(ちゅうしゅう)・秋扇(しゅうせん)」などがあります。
次の章で初秋の意味と類義語について解説していきます。
2.初秋の意味と類義語について
では初秋の意味と類義語について見ていきましょう。
まず初秋(しょしゅう)は「秋の初めのこと/太陰太陽暦(旧暦)における7月の異名のこと」の意味として用いられています。
初秋を「しょしゅう」と読むと上記のような意味になりますが、
「はつあき」と読むと「秋の初めのこと」の意味のみとなります。
このように初秋は「しょしゅう」「はつあき」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
初秋を用いた例文としては、「初秋に咲く花」や、
「旧暦の7月を初秋(しょしゅう)と言う」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「秋の初めのこと」の意味で、
後者の例文は「太陰太陽暦(旧暦)における7月の異名」の意味で使用しています。
また初秋の類義語としては、「新秋(しんしゅう)・秋色(しゅうしょく)・仲秋(ちゅうしゅう)・新涼(しんりょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても初秋と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「初秋の読み方と意味、”しょしゅう”と”はつあき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 初秋の正しい読み方は「しょしゅう」「はつあき」の両方。
- 初秋(しょしゅう)は「秋の初めのこと/太陰太陽暦(旧暦)における7月の異名のこと」の意味。
- 初秋(はつあき)は「秋の初めのこと」の意味。
- 初秋の類義語には、「新秋・秋色・仲秋・新涼」などがある。