さて日常的に使われるもので「葉書」という言葉があります。
この葉書に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
葉書がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは葉書の読み方と意味、「はがき」と「ようしょ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
１．葉書の正しい読み方は「はがき」「ようしょ」？
では葉書の正しい読み方は、「はがき」「ようしょ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、葉書の正しい読み方は「はがき」になります。
葉書の”葉”は「は」「よう」、”書”は「か（く）」「か（き）」「しょ」と読むことができますが、葉書は「はがき」と読むのが正しく、「ようしょ」と読むのは間違いです。
また”書”の読み方は「か（き）」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「が（き）」という読み方をすることはできません。
葉書のように「はかき」ではなく、「はがき」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。
連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。
葉書であれば、葉（は）＋書（かき）なので、書（後ろの語）の語頭である清音の”か”が濁音の”が”に変化します。
例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。
もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。
ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で葉書の意味と類義語について解説していきます。
２．葉書の意味と類義語について
では葉書の意味と類義語について見ていきましょう。
まず葉書は「郵便ハガキの略のこと」の意味として用いられています。
葉書を用いた例文としては、「葉書を郵便局で買う」や、
「葉書を投函する」のような使い方で用いられています。
また葉書の類義語としては、「書簡（しょかん）・郵券（ゆうけん）・年賀状（ねんがじょう）・絵葉書（えはがき）」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても葉書と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「葉書の読み方と意味、”はがき”と”ようしょ”正しいのは？」でした。
３．まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 葉書の正しい読み方は「はがき」で、「ようしょ」は間違い。
- 葉書は「郵便ハガキの略のこと」の意味。
- 葉書の類義語には、「書簡・郵券・年賀状・絵葉書」などがある。