さて日常的に使われるもので「溺愛」という言葉があります。
この溺愛に使用されている漢字(特に”溺”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは溺愛の読み方と意味、「できあい」と「じゃくあい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.溺愛の正しい読み方は「できあい」「じゃくあい」?
では溺愛の正しい読み方は、「できあい」「じゃくあい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、溺愛の正しい読み方は「できあい」になります。
溺愛の”溺”は「おぼ(れる)」「でき」と読むことはできますが、
「じゃく」と読むことはできないので、溺愛を「じゃくあい」と読むのは間違いです。
溺愛の”溺(でき)”という字は、”弱(じゃく)”という字に似ているため注意が必要です。
また溺愛(できあい)のように「溺(でき)」が用いられている言葉には、
「沈溺(ちんでき)・惑溺(わくでき)・溺没(できぼつ)・耽溺(たんでき)」などがあります。
溺愛(できあい)のように「愛(あい)」が用いられている言葉には、
「慈愛(じあい)・恋愛(れんあい)・偏愛(へんあい)・恩愛(おんあい)」などがあります。
次の章で溺愛の意味と類義語について解説していきます。
2.溺愛の意味と類義語について
では溺愛の意味と類義語について見ていきましょう。
まず溺愛は「やたらに可愛がること」の意味として用いられています。
溺愛を用いた例文としては、「孫を溺愛する」や、
「彼が溺愛している猫」のような使い方で用いられています。
また溺愛の類義語としては、「寵愛(ちょうあい)・熱愛(ねつあい)・愛好(あいこう)・愛着(あいちゃく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても溺愛と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「溺愛の読み方と意味、”できあい”と”じゃくあい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 溺愛の正しい読み方は「できあい」で、「じゃくあい」は間違い。
- 溺愛は「やたらに可愛がること」の意味。
- 溺愛の類義語には、「寵愛・熱愛・愛好・愛着」などがある。