このページでは中華飯と中華丼と八宝菜の違いについて簡単に解説しています。

 

 

 

1.中華飯と中華丼と八宝菜の違いとは?


※上は中華丼(餃子の王将での呼び名(商品名)は”中華飯”)の写真

 

結論からいってしまうと、中華飯は”「餃子の王将(ぎょうざのおうしょう)」(中華料理チェーン店)での、中華丼の呼び名(商品名)”、中華丼は”白いご飯の上に八宝菜(はっぽうさい)をのせた料理”、八宝菜は”中華飯・中華丼の具として、または単品でおかずとして食べられている料理”を指します。

 

八宝菜というのは、”豚肉・エビ・白菜(ハクサイ)・タケノコ・人参(ニンジン)・ウズラの卵などを炒めて味付けし、水溶き片栗粉でとろみをつけた餡(あん)をかけた料理のこと”です。

 

 

それぞれの違いを簡単に図にすると下図のようになります。

 

 

ただ中華飯・中華丼の具としてご飯の上にのせられる八宝菜はご飯と一緒に食べるため味が濃く、おかずとして単品で食べる八宝菜は味が薄く作られることが多いです。

 

 

また中華飯は「ちゅうかはん」「ちゅうかめし」、中華丼は「ちゅうかどん」「ちゅうかどんぶり」とそれぞれ読むことができますが、一般的には「中華飯(ちゅうかはん)」「中華丼(ちゅうかどん)」と読むことが多いです。

 

 

次の章で中華丼は日本発祥の料理なのかについて解説していきます。

 

2.中華丼は日本発祥の料理?

実は中華丼というのは、日本発祥の中国風の料理になります。

 

 

中国には八宝菜という料理は存在しますが、八宝菜を白いご飯の上にのせた中華丼という料理は存在しません。

 

なので中華丼は、”日本人の好みに合わせて作られた中国風の料理”になります。

 

 

天津飯(てんしんはん:かに玉を白いご飯の上にのせて、水溶き片栗粉でとろみをつけた餡(あん)をかけた料理)も中華丼と同様に、かに玉(中国では芙蓉蟹(フーヨーハイ)と呼ばれる)という料理は中国に存在しますが、それを白いご飯の上にのせた天津飯という料理は中国には存在しません。

 


※上は天津飯の写真

 

かに玉は、”溶(と)き卵に、ほぐしたカニの身と野菜を混ぜて、ふんわりと仕上げた料理のこと”を指します。

 

以上が「中華飯と中華丼と八宝菜の違いとは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 中華飯は、”餃子の王将(中華料理チェーン店)での、中華丼の呼び名(商品名)のこと”。
  • 中華丼は、”白いご飯の上に八宝菜をのせた料理のこと”。
  • 八宝菜は、”豚肉・エビ・白菜・タケノコ・人参・ウズラの卵などを炒めて味付けし、水溶き片栗粉でとろみをつけた餡(あん)をかけた料理のこと”。
  • 中華丼は、日本発祥の中国風の料理で、中国に中華丼と呼ばれる料理は存在しない(八宝菜は存在する)。

 

 

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