結論から言ってしまうと、玄孫の正しい読み方は「やしゃご」「げんそん」の両方になります。
玄孫の”玄”は「げん」、”孫”は「まご」「そん」と読むことができます。
ただ一般的には玄孫は「やしゃご」と読むことがほとんどです。
玄孫を「やしゃご」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。
”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。
なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。
訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「玄孫(やしゃご)」に用いられている”玄”は単体で「や」と読むことはできず、”孫”も単体では「しゃご」と読むことはできません。
ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で玄孫の意味について解説していきます。
玄孫は「孫の孫のこと。曽孫(ひまご)の子のこと」の意味として用いられています。
自分の子供が生んだ子というのが(自分から見ると)”孫”になるので、
さらにその孫の子供が生んだ子が(自分から見ると)”玄孫”となります。
4世代も違うので、1世代を20歳~30歳離れていると計算すると、
自分と玄孫の年齢は80歳~120歳離れていることになります。
少しややこしいので図で簡単に見ていきましょう。
ちなみに玄孫の下にもさらに続いていき、順番に来孫(らいそん)・昆孫(こんそん)・仍孫(じょうそん)・雲孫(うんそん)と続いていきます。
以上が「玄孫の読み方と意味、”やしゃご”と”げんそん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど