このページでは木耳の読み方と意味、「もくじ」と「きくらげ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.木耳の正しい読み方は「もくじ」「きくらげ」?

 

結論から言ってしまうと、木耳の正しい読み方は「きくらげ」になります

 

木耳の”木”は「き」「もく」「ぼく」、”耳”は「みみ」「じ」と読むことができますが、木耳を「もくじ」と読むのは間違いです。

 

 

 

木耳を「きくらげ」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。

 

熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。

 

”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。

 

 

なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。

 

訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです

 

 

 

そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。

 

例えば「木耳(きくらげ)」に用いられている”木”は単体で「き」と読むことはできますが、”耳”は単体では「くらげ」と読むことはできません

 

 

ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。

 

熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。

 

 

次の章で木耳の意味について解説していきます。

 

2.木耳の意味について

 

木耳は「担子菌(たんしきん)類キクラゲ科のキノコのこと」の意味として用いられています。

 

クワ・ブナなどの枯れ木に群生し、耳の形に似ていることから”木耳”という漢字が当てられています。

 

 

 

また私たちが普段から食べている木耳は干して乾燥させたものが多いです。

 

 

上の画像のような干した木耳を食べることが日常的には多く、
干した木耳も美味しいですが、乾燥させていない生の木耳も美味しいです。

 

乾燥させた木耳は「コリコリ」とした食感ですが、生の木耳は「プリプリ」とした弾力のある食感になります。

 

 

以上が「木耳の読み方と意味、”もくじ”と”きくらげ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 木耳の正しい読み方は「きくらげ」で、「もくじ」は間違い。
  • 木耳は「担子菌類キクラゲ科のキノコのこと」の意味。

 

 

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