このページでは也門の読み方と意味、「イエメン」と「やもん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.也門の正しい読み方は「イエメン」「やもん」?

 

結論から言ってしまうと、也門の正しい読み方は「イエメン」になります

 

也門の”也”は「なり」「や」、”門”は「もん」と読むことができますが、也門を「やもん」と読むのは間違いです。

 

 

 

也門を「イエメン」と読むのは当て字で、当て字と言うのは”漢字の本来の用法を無視して表されている字のこと”を言います

 

 

漢字には”その漢字の音(読み方)”と”その漢字が持っている意味”とがあり、
この2つを満たしたものが漢字の本来の用法で、どちらか1つでも違っていればそれは当て字とされます。

 

(ただし漢字の読み方には、なまりや音変化などがあるため、上記のどちらかを満たしていない場合でも必ずしもそれが当て字とは言い切れません)

 

 

そして当て字には”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”と、”②漢字の意味のみを優先した当て字”の2種類が存在し、也門を「イエメン」と読むのは①の当て字になります

 

 

 

まず”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”というのは、
例えば「夜露死苦(よろしく)」や「倫敦(ロンドン)」などの当て字のことです。

 

 

これらは単純にその漢字が持っている意味を考慮せずに、
その漢字の音(読み方)だけを優先して表されている当て字です。

 

 

ただ「夜露死苦(よろしく)」はそのまま読むことができますが、
「倫敦(ロンドン)」はそのまま読むと”倫(りん)敦(とん)”と読むことになります。

 

ですので①の当て字には「也門(イエメン)」や「倫敦(ロンドン)」のように、音(読み方)の響きだけで無理やり当てられた読み方のものもあるため覚えておきましょう。

 

 

 

次に”②漢字の意味のみを優先した当て字”であれば反対に、
その漢字の音(読み方)は関係なく、その漢字の意味に合った読み方が付けられます。

 

 

例えば②の当て字には「氷菓子(アイスクリーム)」や「運命(さだめ)」などがあり、
これらは氷菓子や運命という漢字の意味的に合っている読み方が当てられています

 

なので①の当て字と異なり、②の当て字はその漢字の持つ元々の音(読み方)が考慮されていません。

 

 

次の章で也門の意味について解説していきます。

 

2.也門の意味について

 

也門は「アラビア半島南部にある共和国のこと」の意味として用いられています。

 

也門の首都は”サヌア”になります。

 

 

1990年にイエメンアラブ共和国(北イエメン)とイエメン民主人民共和国(南イエメン)が統合し、現在のイエメン共和国となっています。

 

”モカコーヒー”の発祥の地で、イエメンの”モカ港”から輸出されていることに由来します。

 

 

以上が「也門の読み方と意味、”イエメン”と”やもん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 也門の正しい読み方は「イエメン」で、「やもん」は間違い。
  • 也門は「アラビア半島南部にある共和国のこと」の意味。

 

 

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