さて日常的に使われるもので「夏麦論」という言葉があります。
この夏麦論に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
夏麦論がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは夏麦論の読み方と意味、「カメルーン」と「かばくろん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.夏麦論の正しい読み方は「カメルーン」「かばくろん」?
では夏麦論の正しい読み方は、「カメルーン」「かばくろん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、夏麦論の正しい読み方は「カメルーン」になります。
夏麦論の”夏”は「なつ」「か」、”麦”は「むぎ」「ばく」、”論”は「ろん」と読むことができますが、夏麦論を「かばくろん」と読むのは間違いです。
夏麦論を「カメルーン」と読むのは当て字で、当て字と言うのは”漢字の本来の用法を無視して表されている字のこと”を言います。
漢字には”その漢字の音(読み方)”と”その漢字が持っている意味”とがあり、
この2つを満たしたものが漢字の本来の用法で、どちらか1つでも違っていればそれは当て字とされます。
(ただし漢字の読み方には、なまりや音変化などがあるため、上記のどちらかを満たしていない場合でも必ずしもそれが当て字とは言い切れません)
そして当て字には”@漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”と、”A漢字の意味のみを優先した当て字”の2種類が存在し、夏麦論を「カメルーン」と読むのは@の当て字になります。
まず”@漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”というのは、
例えば「夜露死苦(よろしく)」や「倫敦(ロンドン)」などの当て字のことです。
これらは単純にその漢字が持っている意味を考慮せずに、
その漢字の音(読み方)だけを優先して表されている当て字です。
ただ「夜露死苦(よろしく)」はそのまま読むことができますが、
「倫敦(ロンドン)」はそのまま読むと”倫(りん)敦(とん)”と読むことになります。
ですので@の当て字には「夏麦論(カメルーン)」や「倫敦(ロンドン)」のように、音(読み方)の響きだけで無理やり当てられた読み方のものもあるため覚えておきましょう。
次に”A漢字の意味のみを優先した当て字”であれば反対に、
その漢字の音(読み方)は関係なく、その漢字の意味に合った読み方が付けられます。
例えばAの当て字には「氷菓子(アイスクリーム)」や「運命(さだめ)」などがあり、
これらは氷菓子や運命という漢字の意味的に合っている読み方が当てられています。
なので@の当て字と異なり、Aの当て字はその漢字の持つ元々の音(読み方)が考慮されていません。
次の章で夏麦論の意味について解説していきます。
2.夏麦論の意味について
では夏麦論の意味について見ていきましょう。
まず夏麦論は「アフリカ大陸中部、ギニア湾に面する共和国のこと」の意味として用いられています。
夏麦論の首都は”ヤウンデ”になります。
産業の主体は農業で、カカオ・コーヒー・綿花などを主に産出しています。
以上が「夏麦論の読み方と意味、”カメルーン”と”かばくろん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 夏麦論の正しい読み方は「カメルーン」で、「かばくろん」は間違い。
- 夏麦論は「アフリカ大陸中部、ギニア湾に面する共和国のこと」の意味。