このページでは伯剌西爾の読み方と意味、「ブラジル」と「ブラジリア」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.伯剌西爾の正しい読み方は「ブラジル」「ブラジリア」?

 

結論から言ってしまうと、伯剌西爾の正しい読み方は「ブラジル」になります

 

伯剌西爾は「ブラジル」と読むのが正しく、「ブラジリア」と読むのは間違いです。

 

 

 

伯剌西爾を「ブラジル」と読むのは当て字で、当て字と言うのは”漢字の本来の用法を無視して表されている字のこと”を言います

 

 

漢字には”その漢字の音(読み方)”と”その漢字が持っている意味”とがあり、
この2つを満たしたものが漢字の本来の用法で、どちらか1つでも違っていればそれは当て字とされます。

 

(ただし漢字の読み方には、なまりや音変化などがあるため、上記のどちらかを満たしていない場合でも必ずしもそれが当て字とは言い切れません)

 

 

そして当て字には”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”と、”②漢字の意味のみを優先した当て字”の2種類が存在し、伯剌西爾を「ブラジル」と読むのは①の当て字になります

 

 

 

まず”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”というのは、
例えば「夜露死苦(よろしく)」や「倫敦(ロンドン)」などの当て字のことです。

 

 

これらは単純にその漢字が持っている意味を考慮せずに、
その漢字の音(読み方)だけを優先して表されている当て字です。

 

 

ただ「夜露死苦(よろしく)」はそのまま読むことができますが、
「倫敦(ロンドン)」はそのまま読むと”倫(りん)敦(とん)”と読むことになります。

 

ですので①の当て字には「伯剌西爾(ブラジル)」や「倫敦(ロンドン)」のように、音(読み方)の響きだけで無理やり当てられた読み方のものもあるため覚えておきましょう。

 

 

 

次に”②漢字の意味のみを優先した当て字”であれば反対に、
その漢字の音(読み方)は関係なく、その漢字の意味に合った読み方が付けられます。

 

 

例えば②の当て字には「氷菓子(アイスクリーム)」や「運命(さだめ)」などがあり、
これらは氷菓子や運命という漢字の意味的に合っている読み方が当てられています

 

なので①の当て字と異なり、②の当て字はその漢字の持つ元々の音(読み方)が考慮されていません。

 

 

次の章で伯剌西爾の意味について解説していきます。

 

2.伯剌西爾の意味について

 

伯剌西爾は「南アメリカの中部にある連邦共和国のこと」の意味として用いられています。

 

伯剌西爾の首都は”ブラジリア”になります。

 

 

国土の北部はアマゾン川流域で、他の大部分は高原となっています。

 

コーヒー・大豆・トウモロコシ・綿花などを産出し、地下資源が豊富で、製鉄などの工業も盛んに行われています。

 

 

以上が「伯剌西爾の読み方と意味、”ブラジル”と”ブラジリア”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 伯剌西爾の正しい読み方は「ブラジル」で、「ブラジリア」は間違い。
  • 伯剌西爾は「南アメリカ東部の連邦共和国のこと」の意味。

 

 

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