さて日常的に使われるもので「爪哇」という言葉があります。
この爪哇に使用されている漢字(特に”哇”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは爪哇の読み方と意味、「ジャワ」と「そうけい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.爪哇の正しい読み方は「ジャワ」「そうけい」?
では爪哇の正しい読み方は、「ジャワ」「そうけい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、爪哇の正しい読み方は「ジャワ」になります。
爪哇の”爪”は「つめ」「そう」、”哇”は「あ」「あい」「わ」と読むことができますが、”哇”は「けい」と読むことはできず、爪哇を「そうけい」と読むのは間違いです。
爪哇を「ジャワ」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。
”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。
なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。
訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「爪哇(ジャワ)」に用いられている”哇”は単体で「わ」と読むことはできますが、”爪”は単体では「じゃ」と読むことはできません。
ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で爪哇の意味について解説していきます。
2.爪哇の意味について
では爪哇の意味について見ていきましょう。
まず爪哇は「インドネシア共和国を構成する島のひとつ」の意味として用いられています。
インドネシアの首都は、爪哇(ジャワ)島に位置するジャカルタです。
爪哇島は世界一人口の多い島で、ジャワ原人の発見地になります。
ちなみにジャワカレーのジャワも、南国風の辛いカレーのイメージで、南の島であるジャワ島のジャワから取って名付けられています。
以上が「爪哇の読み方と意味、”ジャワ”と”そうけい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 爪哇の正しい読み方は「ジャワ」で、「そうけい」は間違い。
- 爪哇は「インドネシア共和国を構成する島のひとつ」の意味。