さて日常的に使われるもので「捩る」という言葉があります。
この捩るに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは捩るの読み方と意味、「ねじる」と「よじる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.捩るの正しい読み方は「ねじる」「よじる」?
では捩るの正しい読み方は、「ねじる」「よじる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、捩るの正しい読み方は「ねじる」「よじる」「もじる」になります。
捻るの”捻”は「ねじ(る)」「よじ(る)」「もじ(る)」「れい」「れつ」と読むことができます。
一般的には捻るは「ねじる」と読むことが多いです。
ただ一般的には捻るは「ねじる」「よじる」「もじる」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で捩るの意味と類義語について解説していきます。
2.捩るの意味と類義語について
では捩るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず捩る(ねじる)は「細長いものの両端または一端に力を加えて、右または左に回すこと/体のある部分を捻(ひね)ること/スイッチや栓(せん)を回すこと」の意味として用いられています。
捻るを「ねじる」と読むと上記のような意味になりますが、
「よじる」「もじる」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
捻るを「よじる」と読むと「細長いものの両端または一端に力を加えて、右または左に回すこと/体のある部分を捻ること」、「もじる」と読むと「有名な文章・文句などを真似て言い換えること/細長いものの両端または一端に力を加えて、右または左に回すこと」の意味になります。
このように捻るは「ねじる」「よじる」「もじる」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
捩るを用いた例文としては、「水道の栓を捻(ねじ)る」や、「それは有名な台詞を捻(もじ)ったものだ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「スイッチや栓を回すこと」の意味で、後者の例文は「有名な文章・文句などを真似て言い換えること」の意味で使用しています。
また捩るの類義語としては、「捻る(ひねる)・巻く(まく)・悶える(もだえる)・拗る(くねる)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても捩ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「捩るの読み方と意味、”ねじる”と”よじる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 捩るの正しい読み方は「ねじる」「よじる」「もじる」のすべて。
- 捩る(ねじる)は「細長いものの両端または一端に力を加えて、右または左に回すこと/体のある部分を捻ること/スイッチや栓を回すこと」の意味。
- 捩る(よじる)は「細長いものの両端または一端に力を加えて、右または左に回すこと/体のある部分を捻ること」の意味。
- 捩る(もじる)は「有名な文章・文句などを真似て言い換えること/細長いものの両端または一端に力を加えて、右または左に回すこと」の意味。
- 捩るの類義語には、「捻る・巻く・悶える・拗る」などがある。