さて日常的に使われるもので「英斤」という言葉があります。
この英斤に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
英斤がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは英斤の読み方と意味、「ポンド」と「えいきん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.英斤の正しい読み方は「ポンド」「えいきん」?
では英斤の正しい読み方は、「ポンド」「えいきん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、英斤の正しい読み方は「ポンド」「えいきん」の両方になります。
英斤の”英”は「えい」、”斤”は「きん」と読むことができます。
ただ一般的には英斤は「えいきん」と読むことが多いです。
英斤を「ポンド」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。
”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。
なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。
訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「英斤(ポンド)」に用いられている”英”は単体で「ぽん」と読むことはできず、”斤”も単体では「ど」と読むことはできません。
ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で英斤の意味と類義語について解説していきます。
2.英斤の意味と類義語について
では英斤の意味と類義語について見ていきましょう。
まず英斤は「質量の単位のこと」の意味として用いられています。
1ポンド(英斤)=約453.6グラムで、記号は「lb」で表されます。
「えいきん」というのは、「ポンド」の別称になります。
また英斤の類義語としては、「グラム・オンス・カラット・グレーン」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても英斤と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「英斤の読み方と意味、”ポンド”と”えいきん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 英斤の正しい読み方は「ポンド」「えいきん」の両方。
- 英斤は「質量の単位のこと」の意味。
- 英斤の類義語には、「グラム・オンス・カラット・グレーン」などがある。