さて日常的に使われるもので「生食用」という言葉があります。
この生食用に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
生食用がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは生食用の読み方と意味、「なましょくよう」と「せいしょくよう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.生食用の正しい読み方は「なましょくよう」「せいしょくよう」?
では生食用の正しい読み方は、「なましょくよう」「せいしょくよう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、生食用の正しい読み方は「なましょくよう」「せいしょくよう」の両方になります。
生食用の”生”は「い(きる)」「なま」「せい」と読むことができます。
ただ一般的には生食用は「なましょくよう」と読むことが多いです。
また生食用(なましょくよう)のように「生(なま)」が用いられている言葉には、
「生木(なまき)・生傷(なまきず)・生身(なまみ)・生唾(なまつば)」などがあります。
生食用(せいしょくよう)のように「生(せい)」が用いられている言葉には、
「生命(せいめい)・生誕(せいたん)・人生(じんせい)・更生(こうせい)」などがあります。
次の章で生食用の意味について解説していきます。
2.生食用の意味について
では生食用の意味について見ていきましょう。
まず生食用は「肉・魚・貝類など、生で食べることができる(生で食べても安全な)もの」の意味として用いられています。
生食用に対して、加熱調理を必要とするものを”加熱用”と言います。
生食用のものは基本的に鮮度(せんど)が良く、徹底した衛生管理などに基づいて販売されています。
ただし牡蠣(かき)のように、各県が定めた指定海域で獲れたものを”生食用”、それ以外の海域で獲れたものを”加熱用”としている場合もあります。
このように必ずしも”鮮度が良いもの=生食用”というわけではないので覚えておきましょう。
以上が「生食用の読み方と意味、”なましょくよう”と”せいしょくよう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 生食用の正しい読み方は「なましょくよう」「せいしょくよう」の両方。
- 生食用は「肉・魚・貝類など、生で食べることができる(生で食べても安全な)もの」の意味。