結論から言ってしまうと、巣窟の正しい読み方は「そうくつ」になります。
巣窟の”巣”は「す」「そう」、”窟”は「くつ」と読むことができますが、
巣窟は「そうくつ」と読むのが正しく、「すくつ」と読むのは間違いです。
また巣窟(そうくつ)のように「巣(そう)」が用いられている言葉には、
「病巣(びょうそう)・卵巣(らんそう)・営巣(えいそう)・帰巣性(きそうせい)」などがあります。
次の章で巣窟の意味と類義語について解説していきます。
巣窟は「悪者などが隠れ住んでいる場所のこと/居住する場所のこと」の意味として用いられています。
”悪の巣窟”のように悪者の隠れ家の意味で使われることが多いですが、
悪者かどうかに関係なく単に”居住する場所”としての意味もあります。
なのでたとえ居住している人が善良な人でも、巣窟という言葉を使うことに問題はありません。
巣窟を用いた例文としては、「あの場所は盗賊の巣窟になっている」や、
「ここら一帯は猫の巣窟です」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「悪者や賊などが隠れ住んでいる場所のこと」の意味で、
後者の例文は「居住する場所のこと」の意味で使用しています。
また巣窟の類義語としては、「根城(ねじろ)・本拠(ほんきょ)・牙城(がじょう)・拠点(きょてん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても巣窟と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「巣窟の読み方と意味、”すくつ”と”そうくつ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>