このページでは牛津の読み方と意味、「オックスフォード」と「ぎゅうつ」どちらが正しいのかを解説しています。




1.牛津の正しい読み方は「オックスフォード」「ぎゅうつ」?


結論から言ってしまうと、牛津の正しい読み方は「オックスフォード」になります


牛津の”牛”は「うし」「ぎゅう」、”津”は「つ」「しん」と読むことができますが、牛津を「オックスフォード」と読むのは間違いです。




牛津を「オックスフォード」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。


熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。


”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。



なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。


訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです




そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。


例えば「牛津(オックスフォード)」に用いられている”牛”は単体で「おっくす」と読むことはできず、”津”も単体では「ふぉーど」と読むことはできません



ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。


熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。


次の章で牛津の意味について解説していきます。



2.牛津の意味について


牛津は「イギリスのイングランド南部、テムズ川に面する大学都市のこと」の意味として用いられています。



英語圏において最も古い大学であるオックスフォード大学の拠点であることから、大学都市として有名です。


(学園都市という言葉が使われることも多いですが、大学が街の中心となるときは”大学都市”が使われることが多い)



牛津はオックスフォード大学の他にも、オックスフォード城・聖マリア教会・ニューカレッジなどが有名です。



以上が「牛津の読み方と意味、”オックスフォード”と”ぎゅうつ”正しいのは?」でした。



3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 牛津の正しい読み方は「オックスフォード」で、「ぎゅうつ」は間違い。
  • 牛津は「イギリスのイングランド南部、テムズ川に面する大学都市のこと」の意味。



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