さて日常的に使われるもので「天文」という言葉があります。
この天文に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
天文がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは天文の読み方と意味、「てんもん」と「てんぶん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.天文の正しい読み方は「てんもん」「てんぶん」?
では天文の正しい読み方は、「てんもん」「てんぶん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、天文の正しい読み方は「てんもん」「てんぶん」の両方になります。
天文の”天”は「あま」「てん」、”文”は「ふみ」「ぶん」「もん」と読むことができます。
一般的には天文は「てんもん」と読むことがほとんどです。
ただ天文は「てんもん」「てんぶん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また天文(てんもん)のように「文(もん)」が用いられている言葉には、
「注文(ちゅうもん)・誓文(せいもん)・経文(きょうもん)・呪文(じゅもん)」などがあります。
天文(てんぶん)のように「文(ぶん)」が用いられている言葉には、
「文化(ぶんか)・文芸(ぶんげい)・碑文(ひぶん)・古文(こぶん)」などがあります。
次の章で天文の意味について解説していきます。
2.天文の意味について
では天文の意味について見ていきましょう。
まず天文(てんもん)は「天体に起こる様々な現象のこと」の意味として用いられています。
天体というのは、”太陽・惑星・衛星・星雲などの、宇宙に存在する物体の総称のこと”を指します。
天文を「てんもん」と読むと上記のような意味になりますが、「てんぶん」と読むと「戦国時代、後奈良(ごなら)天皇の時の年号のこと」の意味となります。
(天文(てんぶん)は”西暦1532年〜1555年”の期間)
このように天文は「てんもん」「てんぶん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
また天文(てんもん)を用いた言葉で、”天文学的数字(てんもんがくてきすうじ)”という言葉が用いられますが、これは「天文学で扱うような桁(けた)外れに大きな数。現実離れした非常に大きな数のこと」の意味になります。
天文学的数字を用いた例文としては、「天文学的数字ともいえる巨額の資金が必要だ」のような使い方で用いられます。
以上が「天文の読み方と意味、”てんもん”と”てんぶん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 天文の正しい読み方は「てんもん」「てんぶん」の両方。
- 天文(てんもん)は「天体に起こる様々な現象のこと」の意味。
- 天文(てんぶん)は「戦国時代、後奈良天皇の時の年号のこと」の意味。