さて日常的に使われるもので「燭魚」という言葉があります。
この燭魚に使用されている漢字(特に”燭”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは燭魚の読み方と意味、「ハタハタ」と「しょくぎょ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.燭魚の正しい読み方は「ハタハタ」「しょくぎょ」?
では燭魚の正しい読み方は、「ハタハタ」「しょくぎょ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、燭魚の正しい読み方は「」になります。
誇張の”誇”という字は「こ」「ほこ(る)」と読むことはできますが、
「ほ」と読むことはできないので、誇張を「ほちょう」と読むのは間違いです。
また誇張(こちょう)のように「誇(こ)」が用いられている言葉には、
「誇大(こだい)・誇示(こじ)・誇称(こしょう)・誇負(こふ)」などがあります。
誇張(こちょう)のように「張(ちょう)」が用いられている言葉には、
「()・()・()・()」などがあります。
次の章で燭魚の意味について解説していきます。
2.燭魚の意味について
では燭魚の意味について見ていきましょう。
まず燭魚は「スズキ目ハタハタ科の海水魚のこと」の意味として用いられています。
全長20センチメートルほどで、11月下旬から12月頃にかけて産卵のために海岸に押し寄せ、この時期に秋田・山形沿岸で漁獲されます。
燭魚やイワシを塩漬けにし、しみ出た上澄みから作った調味料のことを”塩汁(しょっつる)”と言い、燭魚など白身の魚や豆腐・野菜などを塩汁で味付けしたものを”塩汁鍋(しょっつるなべ)”と呼びます。
また、燭魚の卵のことを”ぶりこ(または、ぶりっこ)”と呼び、ぶりこはヌルヌルとした粘液で覆われているのが特徴的です。
以上が「燭魚の読み方と意味、”ハタハタ”と”しょくぎょ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 燭魚の正しい読み方は「ハタハタ」で、「しょくぎょ」は間違い。
- 燭魚は「スズキ目ハタハタ科の海水魚のこと」の意味。