さて日常的に使われるもので「美人局」という漢字があります。
この美人局に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
美人局がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは美人局の読み方と意味、「つつもたせ」と「びじんきょく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
スポンサーリンク
1.美人局の正しい読み方は「つつもたせ」「びじんきょく」?
では美人局の正しい読み方は、「つつもたせ」「びじんきょく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、美人局の正しい読み方は「つつもたせ」になります。
美人局と書いて「びじんきょく」と読むのは間違いで、
「つつもたせ」と読むのが正しいのですが、美人局と書いて「つつもたせ」と読むのは当て字です。
なのであらかじめ「美人局(つつもたせ)」と読み方を知っていなければ分かりません。
「美人局(つつもたせ)」と読む由来は、「筒(つつ)持たせ」から来たとされています。
「筒持たせ」の筒とは博打で用いるサイコロを振るための筒のことで、
イカサマをするときに細工した筒を持たせることから、このインチキ行為を「筒持たせ」と言います。
”美人局”という言葉は中国に昔から存在する犯罪の名称で、
公娼(こうしょう)を妾(めかけ)と偽って少年などをだます犯罪のことを指します。
次の章で詳しく美人局の意味を解説していきますが、
「美人局(つつもたせ)」には”女性が男性をだまして金銭などをゆすること”の意味があります。
もともと「筒持たせ」には”女性が誘惑して男性をだます”という意味はないですが、
中国での「美人局」と、「筒持たせ(つつもたせ)」の読み方と意味が組み合わされました。
それがいま現在用いられている「美人局(つつもたせ)」という言葉なんですね。
次の章で美人局の意味と類義語について解説していきます。
2.美人局の意味と類義語について
では美人局の意味と類義語について見ていきましょう。
まず美人局は「男女が共謀してその女が別の男を誘惑し、別の男が引っ掛かるとそれを言いがかりとして、その男から金銭などをゆすること」の意味として用いられています。
美人局を用いた例文としては、「彼は先日、美人局の被害にあったらしい」や、
「出会い系サイトには美人局が多いようだ」のような使い方で用いられています。
美人局の例としては、Aさん(男性)が出会い系サイトなどで出会った女性に誘われて、
その場面を浮気現場として、その女性の協力者であるBさん(男性)に写真やビデオで撮られます。
そしてその写真などでAさん(男性)を脅して、金銭などをゆすろうとする行為のことです。
ちなみに美人局というと被害者となるのは男性ですが、
被害者が女性となる場合は”逆美人局”と言われています。
美人局(または逆美人局)の場合は主に金銭を要求されますが、
相手を脅して金銭を奪い取る行為は犯罪となります。
もしその場で金銭を支払ったとしても、その1回だけでは済まずその後に何度も金銭を要求されることも多いです。
なので金銭を支払ってもほとんど意味がないということは覚えておきましょう。
(1度でも支払うと「こいつは良いカモだ」と思われ、しつこく要求されます)
また美人局の類義語としては、「色仕掛け(いろじかけ)・ハニートラップ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても美人局と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「美人局の読み方と意味、”つつもたせ”と”びじんきょく”正しいのは?」でした。
スポンサーリンク
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 美人局の正しい読み方は「つつもたせ」で、「びじんきょく」は間違い。
- 美人局は「男女が共謀してその女が別の男を誘惑し、別の男が引っ掛かるとそれを言いがかりとして、その男から金銭などをゆすること」の意味。
- 美人局の類義語には、「色仕掛け・ハニートラップ」などがある。
ツイート

こちらもお勧め!