小晦日の読み方と意味、「こみそか」と「こつごもり」正しいのは?

 

さて日常的に使われることはあまりないですが、「小晦日」という言葉があります。

 

この小晦日に使用されている漢字(特に”晦”)は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは小晦日の読み方と意味、「こみそか」と「こつごもり」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.小晦日の正しい読み方は「こみそか」「こつごもり」?

 

では小晦日の正しい読み方は、「こみそか」「こつごもり」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、小晦日の正しい読み方は「こつごもり」になります

 

小晦日の”晦日”は当て字で「みそか」「つごもり」と読むことができますが、小晦日を「こみそか」と読むのは間違いです。

 

 

 

晦日を「みそか」「つごもり」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。

 

熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。

 

”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。

 

 

なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。

 

訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです

 

 

 

そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。

 

例えば「晦日(みそか、つごもり)」に用いられている”晦”は単体で「みそ」「つご」と読むことはできず、”日”も単体では「もり」(「か」と読むことは可能)と読むことはできません

 

 

ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。

 

熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。

 

 

次の章で小晦日の意味と類義語について解説していきます。

 

2.小晦日の意味と類義語について

 

では小晦日の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず小晦日は「大晦日(おおみそか)の前日のこと」の意味として用いられています。

 

 

大晦日というのは”1年の最後の日のこと”で、その年の12月31日を指すことになります。

 

小晦日というのは、”大晦日の前日のこと”なので、その年の12月30日を指します。

 

 

 

また小晦日の類義語としては、「年末(ねんまつ)・除夜(じょや)・歳暮(せいぼ)・大晦日(おおみそか)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても小晦日と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「小晦日の読み方と意味、”こみそか”と”こつごもり”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ