さて日常的に使われるもので「築く」という言葉があります。
この築くに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
築くがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは築くの読み方と意味、「きずく」と「きづく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.築くの正しい読み方は「きずく」「きづく」?
では築くの正しい読み方は、「きずく」「きづく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、築くの正しい読み方は「きずく」「つく」になります。
築くの”築”は「きず(く)」「つ(く)」「ちく」と読むことはできますが、
「きづ(く)」と読むことはできないので、築くを「きづく」と読むのは間違いです。
一般的には築くは「きずく」と読むことがほとんどです。
ただ築くは「きずく」「つく」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で築くの意味と類義語について解説していきます。
2.築くの意味と類義語について
では築くの意味と類義語について見ていきましょう。
まず築く(きずく)は「土や石を積み上げて、突き固めて造ること/(体制・地位・財産など)しっかりしたものを作り上げること」の意味として用いられています。
築くを「きずく」と読むと上記のような意味になりますが、
「つく」と読むと「土や石を積み上げて、突き固めて造ること」の意味のみとなります。
このように築くは「きずく」「つく」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
築くを用いた例文としては、「この場所に堤防を築く」や、
「一代で巨万の富を築く」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「土や石を積み上げて、突き固めて造ること」の意味で、
後者の例文は「(体制・地位・財産など)しっかりしたものを作り上げること」の意味で使用しています。
また築くの類義語としては、「確立(かくりつ)・建設(けんせつ)・建立(こんりゅう)・構築(こうちく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても築くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「築くの読み方と意味、”きずく”と”きづく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 築くの正しい読み方は「きずく」「つく」の両方で、「きづく」は間違い。
- 築く(きずく)は「土や石を積み上げて、突き固めて造ること/(体制・地位・財産など)しっかりしたものを作り上げること」の意味。
- 築く(つく)は「土や石を積み上げて、突き固めて造ること」の意味。
- 築くの類義語には、「確立・建設・建立・構築」などがある。