さて日常的に使われるもので「著しい」という言葉があります。
この著しいに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
著しいがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは著しいの読み方と意味、「いちじるしい」と「いちぢるしい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
１．著しいの正しい読み方は「いちじるしい」「いちぢるしい」？
では著しいの正しい読み方は、「いちじるしい」「いちぢるしい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、著しいの正しい読み方は「いちじるしい」になります。
著しいの”著”は「いちじる（しい）」「ちょ」と読むことができます。
「いちじるしい」と「いちぢるしい」はどちらも読むときの音は同じですが、
読み方を表記するときは「いちじるしい」が正しく、「いちぢるしい」は間違いなので注意が必要です。
次の章で著しいの意味と類義語について解説していきます。
２．著しいの意味と類義語について
では著しいの意味と類義語について見ていきましょう。
まず著しいは「はっきりと分かるほど目立つさま。程度が甚（はなは）だしいこと」の意味として用いられています。
甚だしいというのは、”普通の程度をはるかに超えていること”を意味します。
著しいを用いた例文としては、「彼は著しい成功をした」や、
「著しい発展を遂げる」のような使い方で用いられています。
また著しいの類義語としては、「明瞭（めいりょう）・判然（はんぜん）・歴然（れきぜん）・鮮明（せんめい）」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても著しいと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「著しいの読み方と意味、”いちじるしい”と”いちぢるしい”正しいのは？」でした。
３．まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 著しいの正しい読み方は「いちじるしい」で、「いちぢるしい」は間違い。
- 著しいは「はっきりと分かるほど目立つさま。程度が甚だしいこと」の意味。
- 著しいの類義語には、「明瞭・判然・歴然・鮮明」などがある。