このページでは気色の読み方と意味、「けしき」と「きしょく」どちらが正しいのかを解説しています。




1.気色の正しい読み方は「けしき」「きしょく」?


結論から言ってしまうと、気色の正しい読み方は「けしき」「きしょく」「きそく」になります


気色の”気”は「き」「け」、”色”は「いろ」「しょく」「しき」と読むことができます。




一般的には気色は「きしょく」と読むことが多いです。


ただ気色は「けしき」「きしょく」「きそく」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。


(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)




また気色を「きそく」と読むのは”直音化(ちょくおんか)”と呼ばれるものです。


直音化とは、”「しゃ」「しゅ」「しょ」などの拗音(ようおん)が、「さ」「す」「そ」などの直音に変化する現象のこと”です。


これにより気色は「きしょく」から転じて、「きそく」とも読まれるようになりました。


次の章で気色の意味について解説していきます。



2.気色の意味について


気色(けしき)は「表情や態度などに表れ出た心の動きのこと/物事が動き出そうとする気配(けはい)のこと」の意味として用いられています。



気色を「けしき」と読むと上記のような意味になりますが、「きしょく」「きそく」と読むと「表情や態度などに表れ出た心の動きのこと/心持ち。気分のこと」の意味となります


このように気色は「けしき」「きしょく」「きそく」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。




気色を用いた例文としては、「自体が好転する気色(けしき)もない」や、「気色(きしょく)悪いと感じた」のような使い方で用いられています。


前者の例文は「物事が動き出そうとする気配のこと」の意味で、後者の例文は「心持ち。気分のこと」の意味で使用しています。



以上が「気色の読み方と意味、”けしき”と”きしょく”正しいのは?」でした。



3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 気色の正しい読み方は「けしき」「きしょく」「きそく」のすべて。
  • 気色(けしき)は「表情や態度などに表れ出た心の動きのこと/物事が動き出そうとする気配のこと」の意味。
  • 気色(きしょく、きそく)は「表情や態度などに表れ出た心の動きのこと/心持ち。気分のこと」の意味。



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