結論から言ってしまうと、気色の正しい読み方は「けしき」「きしょく」「きそく」になります。
気色の”気”は「き」「け」、”色”は「いろ」「しょく」「しき」と読むことができます。
一般的には気色は「きしょく」と読むことが多いです。
ただ気色は「けしき」「きしょく」「きそく」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また気色を「きそく」と読むのは”直音化(ちょくおんか)”と呼ばれるものです。
直音化とは、”「しゃ」「しゅ」「しょ」などの拗音(ようおん)が、「さ」「す」「そ」などの直音に変化する現象のこと”です。
これにより気色は「きしょく」から転じて、「きそく」とも読まれるようになりました。
次の章で気色の意味について解説していきます。
気色(けしき)は「表情や態度などに表れ出た心の動きのこと/物事が動き出そうとする気配(けはい)のこと」の意味として用いられています。
気色を「けしき」と読むと上記のような意味になりますが、「きしょく」「きそく」と読むと「表情や態度などに表れ出た心の動きのこと/心持ち。気分のこと」の意味となります。
このように気色は「けしき」「きしょく」「きそく」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
気色を用いた例文としては、「自体が好転する気色(けしき)もない」や、「気色(きしょく)悪いと感じた」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事が動き出そうとする気配のこと」の意味で、後者の例文は「心持ち。気分のこと」の意味で使用しています。
以上が「気色の読み方と意味、”けしき”と”きしょく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど