さて日常的に使われるもので「極光」という言葉があります。
この極光に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
極光がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは極光の読み方と意味、「オーロラ」と「きょっこう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.極光の正しい読み方は「オーロラ」「きょっこう」?
では極光の正しい読み方は、「オーロラ」「きょっこう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、極光の正しい読み方は「オーロラ」「きょっこう」「きょくこう」になります。
極光の”極”は「きわ(める)」「きょく」(促音化により「きょっ」)、”光”は「ひかり」「こう」と読むことができます。
(促音化とは、2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(促音)に変化する現象のこと)
ただ一般的には極光は「きょっこう」と読むことがほとんどです。
また極光を「オーロラ」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。
”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。
なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。
訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「極光(オーロラ)」に用いられている”極”は単体で「おー」と読むことはできず、”光”も単体では「ろら」と読むことはできません。
ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で極光の意味について解説していきます。
2.極光の意味について
では極光の意味について見ていきましょう。
まず極光は「北極または南極地方の上空110キロメートル前後に現れる、放電による発光現象のこと」の意味として用いられています。
形は弧状(こじょう)・放射状・帯状・幕状などを成し、白・赤・緑などの色に変化します。
極光は太陽面の爆発で放出された帯電微粒子が、電離層中の空気の原子・分子に衝突して発光することにより起こります。
以上が「極光の読み方と意味、”オーロラ”と”きょっこう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 極光の正しい読み方は「オーロラ」「きょっこう」「きょくこう」。
- 極光は「北極または南極地方の上空110キロメートル前後に現れる、放電による発光現象のこと」の意味。