さて日常的に使われるもので「香港」という言葉があります。
この香港に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
香港がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは香港の読み方と意味、「ほんこん」と「かこう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.香港の正しい読み方は「ほんこん」「かこう」?
では香港の正しい読み方は、「ほんこん」「かこう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、香港の正しい読み方は「ほんこん」になります。
香港の”香”は「かお(る)」「か」「こう」、”港”は「みなと」「こう」と読むことができますが、香港を「かこう」と読むのは間違いです。
香港を「ほんこん」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。
”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。
なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。
訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「香港(ほんこん)」に用いられている”香”は単体で「ほん」と読むことはできず、”港”も単体では「こん」と読むことはできません。
ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で香港の意味について解説していきます。
2.香港の意味について
では香港の意味について見ていきましょう。
まず香港は「中国本土の南にある特別行政区のこと」の意味として用いられています。
香港は九竜半島・香港島・付属諸島から成ります。
特別行政区というのは、”本国の地方行政制度とは異なる行政機関が設置され、独自の法律が適用されるなど、大幅な自治権を持つ地域のこと”です。
特に中国における制度のことを指し、”特区(とっく)”と略されることもあります。
以上が「香港の読み方と意味、”ほんこん”と”かこう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 香港の正しい読み方は「ほんこん」で、「かこう」は間違い。
- 香港は「中国本土の南にある特別行政区のこと」の意味。