三鞭酒の読み方と意味、「シャンパン」と「さんべんしゅ」正しいのは？

このページでは三鞭酒の読み方と意味、「シャンパン」と「さんべんしゅ」どちらが正しいのかを解説しています。

１．三鞭酒の正しい読み方は「シャンパン」「さんべんしゅ」？

結論から言ってしまうと、三鞭酒の正しい読み方は「シャンパン」「さんべんしゅ」「さんぺんしゅ」になります。

三鞭酒の”鞭”は「むち」「へん」「べん」（半濁音化により「ぺん」）と読むことができます。

一般的には三鞭酒は「シャンパン」と読むことがほとんどです。

ただ三鞭酒は「シャンパン」「さんべんしゅ」「さんぺんしゅ」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）

また三鞭酒を「シャンパン」と読むのは”熟字訓（じゅくじくん）”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字１字に読み方をあてるのではなく、熟字（２字以上の漢字の組み合わせ）に訓読みをあてた読み方のことです。

熟字（２字以上の漢字の組み合わせ）に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓（じゅくじくん）です。

”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。

なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。

訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。

そして熟字訓は熟字（２字以上の漢字の組み合わせ）に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。

例えば「三鞭酒（シャンパン）」に用いられている”三”は単体で「しゃん」、”鞭”も単体では「ん」、”酒”も単体では「ぱん」と読むことはできません。

ですので漢字１字の訓読み（草：くさ）のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。

熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。

次の章で三鞭酒の意味について解説していきます。

三鞭酒（シャンパン）は「フランスのシャンパーニュ地方特産のスパークリングワインのこと」の意味として用いられています。

フランスのシャンパーニュ地方で生産されていて、決められた製法で造られたものしかシャンパンを名乗ることはできません。

またシャンパンと言えば有名なのが”ドン・ペリニヨン”、略してドンペリですが、ドンペリは高級シャンパンとして世界中で有名です。

ドンペリ（高級シャンパン）の名前は、最初にシャンパンを製造したと言われているドン・ペリニヨンという神父さんの名前から付けられたものです。

そして三鞭酒を「シャンパン」と読むと上記のような意味になりますが、
「さんべんしゅ」「さんぺんしゅ」と読むと「中国の薬味酒のこと」の意味となります。

鞭は中国では漢方などの素材としての動物の陰茎（いんけい）の意味があり、犬・鹿・オットセイの三種類の動物の陰茎を主とした漢方薬のエキスが入っている酒ということから、三鞭酒と呼ばれています。

（「シャンパン」には、入っていないのでご安心を）

このように三鞭酒は「シャンパン」「さんべんしゅ」「さんぺんしゅ」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

以上が「三鞭酒の読み方と意味、”シャンパン”と”さんべんしゅ”正しいのは？」でした。

これまで説明したことをまとめますと、