このページでは蘇格蘭の読み方と意味、「そかくらん」と「スコットランド」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.蘇格蘭の正しい読み方は「そかくらん」「スコットランド」?

 

結論から言ってしまうと、蘇格蘭の正しい読み方は「スコットランド」になります

 

蘇格蘭の”蘇”は「よみがえ(る)」「す」「そ」、”格”は「かく」「こう」、”蘭”は「らん」と読むことができますが、蘇格蘭を「そかくらん」と読むのは間違いです。

 

 

 

蘇格蘭を「スコットランド」と読むのは当て字で、当て字と言うのは”漢字の本来の用法を無視して表されている字のこと”を言います

 

 

漢字には”その漢字の音(読み方)”と”その漢字が持っている意味”とがあり、
この2つを満たしたものが漢字の本来の用法で、どちらか1つでも違っていればそれは当て字とされます。

 

(ただし漢字の読み方には、なまりや音変化などがあるため、上記のどちらかを満たしていない場合でも必ずしもそれが当て字とは言い切れません)

 

 

そして当て字には”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”と、”②漢字の意味のみを優先した当て字”の2種類が存在し、蘇格蘭を「スコットランド」と読むのは①の当て字になります

 

 

 

まず”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”というのは、
例えば「夜露死苦(よろしく)」や「倫敦(ロンドン)」などの当て字のことです。

 

 

これらは単純にその漢字が持っている意味を考慮せずに、
その漢字の音(読み方)だけを優先して表されている当て字です。

 

 

ただ「夜露死苦(よろしく)」はそのまま読むことができますが、
「倫敦(ロンドン)」はそのまま読むと”倫(りん)敦(とん)”と読むことになります。

 

ですので①の当て字には「倫敦(ロンドン)」や「蘇格蘭(スコットランド)」のように、音(読み方)の響きだけで無理やり当てられた読み方のものもあるため覚えておきましょう。

 

 

 

次に”②漢字の意味のみを優先した当て字”であれば反対に、
その漢字の音(読み方)は関係なく、その漢字の意味に合った読み方が付けられます。

 

 

例えば②の当て字には「氷菓子(アイスクリーム)」や「運命(さだめ)」などがあり、
これらは氷菓子や運命という漢字の意味的に合っている読み方が当てられています

 

なので①の当て字と異なり、②の当て字はその漢字の持つ元々の音(読み方)が考慮されていません。

 

 

次の章で蘇格蘭の意味について解説していきます。

 

2.蘇格蘭の意味について

 

蘇格蘭は「イギリス、グレートブリテン島の北部地方のこと」の意味として用いられています。

 

首都はエディンバラで、蘇格蘭の古い名称はカレドニアです。

 

 

 

またイギリスの正式な国名は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」で、
イギリスというのは、”蘇格蘭・イングランド・ウェールズ・北アイルランド”の4つの国から構成されている王国になります。

 

よくイギリスは「UK」と略されますが、これは「United(ユナイテッド)・Kingdom(キングダム)」、つまり”連合王国”を意味しています。

 

 

ちなみにウェールズの首都はカーディフ、北アイルランドの首都はベルファスト、イギリスの首都はイングランドの首都と同じでロンドンです

 

 

以上が「蘇格蘭の読み方と意味、”そかくらん”と”スコットランド”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 蘇格蘭の正しい読み方は「スコットランド」で、「そかくらん」は間違い。
  • 蘇格蘭は「イギリス、グレートブリテン島の北部地方のこと」の意味。

 

 

関連ページ