このページでは上海の読み方と意味、「シャンハイ」と「じょうかい」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.上海の正しい読み方は「シャンハイ」「じょうかい」?

 

結論から言ってしまうと、上海の正しい読み方は「シャンハイ」になります

 

上海の”上”は「うえ」「じょう」、”海”は「うみ」「かい」と読むことができますが、上海を「じょうかい」と読むのは間違いです。

 

 

 

上海を「シャンハイ」と読むのは当て字で、当て字と言うのは”漢字の本来の用法を無視して表されている字のこと”を言います

 

漢字には”その漢字の音(読み方)”と”その漢字が持っている意味”とがあり、
この2つを満たしたものが漢字の本来の用法で、どちらか1つでも違っていればそれは当て字とされます。

 

(ただし漢字の読み方には、なまりや音変化などがあるため、上記のどちらかを満たしていない場合でも必ずしもそれが当て字とは言い切れません)

 

 

そして当て字には”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”と、”②漢字の意味のみを優先した当て字”の2種類が存在し、上海を「シャンハイ」と読むのは①の当て字になります

 

 

 

まず”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”というのは、
例えば「夜露死苦(よろしく)」や「倫敦(ロンドン)」などの当て字のことです。

 

 

これらは単純にその漢字が持っている意味を考慮せずに、
その漢字の音(読み方)だけを優先して表されている当て字です。

 

 

上海を「シャンハイ」と読むのは中国語での読み方から来ているため、上海に用いられている漢字を日本語読みしても「シャンハイ」と読むことはできません。

 

このように①の当て字には、音(読み方)の響きだけで無理やり当てられた読み方のものもあるため覚えておきましょう。

 

 

 

次に”②漢字の意味のみを優先した当て字”であれば反対に、
その漢字の音(読み方)は関係なく、その漢字の意味に合った読み方が付けられます。

 

 

例えば②の当て字には「氷菓子(アイスクリーム)」や「運命(さだめ)」などがあり、
これらは氷菓子や運命という漢字の意味的に合っている読み方が当てられています

 

なので①の当て字と異なり、②の当て字はその漢字の持つ元々の音(読み方)が考慮されていません。

 

 

次の章で上海の意味について解説していきます。

 

2.上海の意味について

 

上海は「揚子江(ようすこう)河口にある、中国最大の商工業都市のこと」の意味として用いられています。

 

揚子江というのは、”中国最大の川のことで、長さは約6380キロメートル”あります。

 

 

上海は1842年南京(なんきん)条約によって開港して以来、外国資本の中国進出の拠点とされ、金融・貿易・商工業の中心地となっています。

 

 

以上が「上海の読み方と意味、”シャンハイ”と”じょうかい”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 上海の正しい読み方は「シャンハイ」で、「じょうかい」は間違い。
  • 上海は「揚子江河口にある、中国最大の商工業都市のこと」の意味。

 

 

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