結論から言ってしまうと、世紀末の正しい読み方は「せいきまつ」になります。
世紀末の”末”は「すえ」「まつ」と読むことができますが、世紀末は「せいきまつ」と読むのが正しく、「せいきすえ」と読むのは間違いです。
次の章で世紀末の意味について解説していきます。
世紀末は「世紀の末期(まっき)のこと/一つの社会で、最盛期を過ぎて退廃的な現象が見られる時期のこと」の意味として用いられています。
前者の意味である「世紀の末期のこと」というのは、”ある世紀における最後の方のこと”を意味します。
例えば21世紀であれば、2001年~2100年までのことを指すので、21世紀末(21世紀の世紀末)といえば”2099年~2100年頃のこと”を表します。
そして後者の「一つの社会で、最盛期を過ぎて退廃的な現象が見られる時期」の意味というのは、19世紀末のヨーロッパで、懐疑的・退廃的な傾向が広まった時期があったことから来ています。
世紀という時代区分が終わることへの興奮や変化への絶望や、繁栄した時代が次第に衰退していくことへの絶望により、世紀末という概念が人々の中で意識されるようになりました。
以上が「世紀末の読み方と意味、”せいきすえ”と”せいきまつ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど