四十雀の読み方と意味、「しじゅうから」と「しじゅうすずめ」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「四十雀」という言葉があります。

 

この四十雀に使用されている漢字(特に”雀”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは四十雀の読み方と意味、「しじゅうから」と「しじゅうすずめ」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.四十雀の正しい読み方は「しじゅうから」「しじゅうすずめ」?

 

では四十雀の正しい読み方は、「しじゅうから」「しじゅうすずめ」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、四十雀の正しい読み方は「しじゅうから」になります

 

四十雀の”四”は「よん」「よ」「し」、”十”は「じゅう」、”雀”は「すずめ」「じゃく」と読むことができますが、四十雀を「しじゅうすずめ」と読むのは間違いです。

 

 

 

四十雀を「しじゅうから」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。

 

熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。

 

”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。

 

 

なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。

 

訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです

 

 

 

そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。

 

例えば「四十雀(しじゅうから)」に用いられている”四”は単体で「し」、”十”も単体で「じゅう」と読むことはできますが、”雀”は単体では「から」と読むことはできません

 

 

ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。

 

熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。

 

 

次の章で四十雀の意味について解説していきます。

 

2.四十雀の意味について

 

では四十雀の意味について見ていきましょう。

 

まず四十雀は「スズメ目シジュウカラ科の鳥のこと」の意味として用いられています。

 

 

全長約15センチメートルほどで、頭と喉(のど)が黒くて、頬(ほお)と胸腹が白く、背面は灰青色をしています。

 

平地・山地の林などによく見られ、日本各地に棲んでいます。

 

 

以上が「四十雀の読み方と意味、”しじゅうから”と”しじゅうすずめ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ