さて日常的に使われるもので「紅玉」という言葉があります。
この紅玉に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
紅玉がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは紅玉の読み方と意味、「べにだま」と「ルビー」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では紅玉の正しい読み方は、「べにだま」「ルビー」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、紅玉の正しい読み方は「こうぎょく」「ルビー」になります。
紅玉の”紅”は「くれない」「べに」「こう」、”玉”は「たま」「ぎょく」と読むことができますが、紅玉は「こうぎょく」「ルビー」と読むのが正しく、「べにだま」と読むのは間違いです。
一般的には紅玉は「こうぎょく」と読むことが多いです。
ただ紅玉は「こうぎょく」「ルビー」のどちらで読むによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また紅玉を「ルビー」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。
”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。
なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。
訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「紅玉(ルビー)」に用いられている”紅”は単体で「る」と読むことはできず、”玉”も単体では「びー」と読むことはできません。
ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で紅玉の意味と類義語について解説していきます。
では紅玉の意味と類義語について見ていきましょう。
まず紅玉(こうぎょく)は「赤い色の宝石。ルビーのこと/林檎(りんご)の一品種のこと」の意味として用いられています。
紅玉を「こうぎょく」と読むと上記のような意味になりますが、
「ルビー」と読むと「赤い色の宝石のこと」の意味のみとなります。
このように紅玉は「こうぎょく」「ルビー」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また紅玉の類義語としては、「碧玉(へきぎょく)・瑠璃(るり)・翡翠(ひすい)・琥珀(こはく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても紅玉と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「紅玉の読み方と意味、”べにだま”と”ルビー”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、