西班牙の読み方と意味、「スペイン」と「せいはんが」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「西班牙」という言葉があります。

 

この西班牙に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
西班牙がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは西班牙の読み方と意味、「スペイン」と「せいはんが」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.西班牙の正しい読み方は「スペイン」「せいはんが」?

 

では西班牙の正しい読み方は、「スペイン」「せいはんが」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、西班牙の正しい読み方は「スペイン」になります

 

西班牙の”西”は「にし」「せい」、”班”は「はん」、”牙”は「きば」「が」と読むことができますが、西班牙を「せいはんが」と読むのは間違いです。

 

 

 

西班牙を「スペイン」と読むのは当て字で、当て字と言うのは”漢字の本来の用法を無視して表されている字のこと”を言います

 

漢字には”その漢字の音(読み方)”と”その漢字が持っている意味”とがあり、
この2つを満たしたものが漢字の本来の用法で、どちらか1つでも違っていればそれは当て字とされます。

 

(ただし漢字の読み方には、なまりや音変化などがあるため、上記のどちらかを満たしていない場合でも必ずしもそれが当て字とは言い切れません)

 

 

そして当て字には”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”と、”②漢字の意味のみを優先した当て字”の2種類が存在し、西班牙を「スペイン」と読むのは①の当て字になります

 

 

 

まず”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”というのは、
例えば「夜露死苦(よろしく)」や「倫敦(ロンドン)」などの当て字のことです。

 

 

これらは単純にその漢字が持っている意味を考慮せずに、
その漢字の音(読み方)だけを優先して表されている当て字です。

 

 

ただ西班牙の場合は、西班牙は中国語読みでは”シーバンニャ”と呼び、かつて日本ではスペインのことを「イスパニア」と呼んでいたため、イスパニアに少し音が似ている中国読みの漢字である”西班牙(シーバンニャ)”が当てられました。

 

これにより西班牙(イスパニア)となりましたが、イスパニアからスペインという名称に変更されたため、
漢字はそのままで”西班牙(スペイン)”と表されるようになったんですね。

 

このように①の当て字には、音(読み方)の響きだけで無理やり当てられた読み方のものもあるため覚えておきましょう。

 

 

 

次に”②漢字の意味のみを優先した当て字”であれば反対に、
その漢字の音(読み方)は関係なく、その漢字の意味に合った読み方が付けられます。

 

 

例えば②の当て字には「氷菓子(アイスクリーム)」や「運命(さだめ)」などがあり、
これらは氷菓子や運命という漢字の意味的に合っている読み方が当てられています

 

なので①の当て字と異なり、②の当て字はその漢字の持つ元々の音(読み方)が考慮されていません。

 

 

次の章で西班牙の意味について解説していきます。

 

2.西班牙の意味について

 

では西班牙の意味について見ていきましょう。

 

まず西班牙は「ヨーロッパ南西部、イベリア半島の大部分を占める立憲君主国のこと」の意味として用いられています。

 

 

1931年に共和国として樹立したのち、内乱を経て1939年からフランコの独裁政治が続きましたが、1975年のフランコの死により、独裁政治が終わり王政となりました。

 

 

また西班牙の首都は”マドリード”になります。

 

 

以上が「西班牙の読み方と意味、”スペイン”と”せいはんが”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ