さて日常的に使われるもので「初中後」という言葉があります。
この初中後に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
初中後がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは初中後の読み方と意味、「しょっちゅう」と「しょちゅうご」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では初中後の正しい読み方は、「しょっちゅう」「しょちゅうご」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、初中後の正しい読み方は「しょっちゅう」「しょちゅうご」の両方になります。
初中後の”初”は「はじ(め)」「しょ」、”中”は「なか」「ちゅう」、”後”は「あと」「ご」と読むことができます。
ただ一般的には初中後は「しょちゅうご」と読むことが多く、「しょっちゅう」を使用する場合は、ひらがなで書き表されることがほとんどです。
初中後を「しょっちゅう」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。
”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。
なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。
訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「初中後(しょっちゅう)」に用いられている”初”は単体で「しょっ」、”中”も単体では「ちゅ」、”後”も単体では「う」と読むことはできません。
ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で初中後の意味と類義語について解説していきます。
では初中後の意味と類義語について見ていきましょう。
まず初中後は「物事の初め・中頃・終わりの三段階のこと/いつも。初めから終わりまで」の意味として用いられています。
初中後を用いた例文としては、「初中後の三期」や、
「彼は初中後(しょっちゅう)遅刻をする」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事の初め・中頃・終わりの三段階のこと」の意味で、後者の例文は「いつも」の意味で使用しています。
また初中後の類義語としては、「始終(しじゅう)・毎度(まいど)・毎日(まいにち)・終始(しゅうし)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても初中後と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「初中後の読み方と意味、”しょっちゅう”と”しょちゅうご”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、