さて日常的に使われるもので「手風琴」という言葉があります。
この手風琴に使用されている漢字（特に”琴”）は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは手風琴の読み方と意味、「アコーディオン」と「てふうきん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
１．手風琴の正しい読み方は「アコーディオン」「てふうきん」？
では手風琴の正しい読み方は、「アコーディオン」「てふうきん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、手風琴の正しい読み方は「アコーディオン」「てふうきん」の両方になります。
手風琴の”手”は「て」「しゅ」、”風”は「かぜ」「ふう」、”琴”は「こと」「きん」と読むことができます。
ただ一般的には手風琴は「てふうきん」と読むことが多いです。
手風琴を「アコーディオン」と読むのは”熟字訓（じゅくじくん）”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字１字に読み方をあてるのではなく、熟字（２字以上の漢字の組み合わせ）に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字（２字以上の漢字の組み合わせ）に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓（じゅくじくん）です。
”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。
なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。
訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字（２字以上の漢字の組み合わせ）に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「手風琴（アコーディオン）」に用いられている”手”は単体で「あ」、”風”も単体では「こー」、”琴”も単体では「でぃおん」と読むことはできません。
ですので漢字１字の訓読み（草：くさ）のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で手風琴の意味について解説していきます。
２．手風琴の意味について
では手風琴の意味について見ていきましょう。
まず手風琴は「アコーディオンのこと」の意味として用いられています。
「てふうきん」というのは、「アコーディオン」の別名です。
手風琴はリード（空気を吹き付けることによって振動させて音を出す部分）楽器のひとつで、蛇腹（じゃばら）を伸縮させながらボタンや鍵盤（けんばん）などを押して音を出します。
以上が「手風琴の読み方と意味、”アコーディオン”と”てふうきん”正しいのは？」でした。
３．まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 手風琴の正しい読み方は「てふうきん」「アコーディオン」の両方。
- 手風琴は「アコーディオンのこと」の意味。